クルーガーはエレンなのではないかという考察
「クルーガーがエレン?!はぁ?頭オカシイんとちゃうか」
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。ただ、もちろんのことクルーガーとエレンが同一人物のワケはありません。
クルーガーは偽名で本名がエレン。または、エレン・クルーガーが本名。または、エレンはあだ名……まぁナンでも良いのですが、とにかく「クルーガーはエレンと呼ばれていたのではないか」ということが言いたいのです。
1話のエレンの夢はクルーガーの記憶?!
今回86話のエレンとミカサのやり取り↓
ミカサ:
『泣いてるの、エレン?』
エレン:
『…なんかすっげー長い夢を見ていた気がするんだけど…』
これって明らかに第1話とカブせたものですよね ↓
エレン:
『イヤッ…なんかすっげー長い夢を見ていた気がするんだけど…』
ミカサ:
『どうして泣いているの?』
で、86話の方ではエレンが夢じゃなく記憶だと気づきます。これは、1話の伏線の回収だと思うのです。つまり、1話の方も夢ではなく記憶だと。じゃあ、誰の記憶なの?クルーガーじゃないですかという展開です。
タイムループ説との関係
全くの想像で恐縮なのですが、始めのころ作者はタイムループ説も視野に入れていたような気がするんですよね。特に、ミカサの言動が顕著だったように感じます。
ただ、このタイムループ説は一時期ネット上で結構騒がれていたように記憶しています。モチロンまだその線が生きている可能性も十分にあるのですが(これもミカサの言動が主な理由)、この騒がれ方もあって、路線変更が行われたのではないかと思っているんですよ。
つまり、タイムループ説は少なくともメインのオチとしては使わないようにしようと。
そうすると、例えばクルーガーの生い立ちのシーンとかで、あの1話の『いってらっしゃい、エレン』が出てきたりするのではないかと、そう穿っているワケです。で、それを知ったグリシャが、クルーガーへの敬意を込めて息子にエレンと名付けた、とか?
知性巨人化しなくても記憶は受け継がれる?
「でも、1話のあのときはエレンてまだ知性巨人化してねえし」
という反論があるかもしれません。これはその通りです。
ただ一方で、知性巨人とその子供についての関係性は明らかなっていません。エレンは、グリシャが知性巨人化した後に産まれた子供です。もしかすると、知性巨人化せずとも記憶はすでに引き継がれている可能性があります。しかも、エレンという自分と同名のものの記憶であれば、より出やすかったのかもしれません。
最後に
もちろんのことですが、これはあくまで「グリシャがクルーガーの巨人を受け継いだ」という前提の話です。現時点で、クルーガーがグリシャに巨人を託したという推測は十分に可能ですが、今後の展開次第では大きく変わる可能性もあるので、そのつもりで捉えてくださると幸いです。