139話(最終話)でアルミンは船上にいるという考察【138話までのネタバレあり】
今回は、すでにTwitterでふれた件です↓
あー、実は130話~現在(138話)までの全てが、エレンとアルミンの未知(道)の世界の旅の記憶なのかも。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) March 10, 2021
どうだろ、ちょっと考えてみよ。#進撃の巨人考察 pic.twitter.com/QrWbIK15vr
130話。
白い鳥がアルミンたちを乗せた船の上空から羽ばたく様子が描かれました。
私はここから最新138話まで、エレンとアルミンの未知(道)の世界の旅が続いている可能性があると考えています。
なお、理由以外についての大体のことはすでにツイッターに書きました。
なのでツイッターをすでにご覧くださった方は、なぜそう考察できるのかという理由のみを見てもらう感じで十分だと思います。
ということで、具体的に書いていきたいと思います。
【目次】
【前提】平行世界の存在
そうそう、これこれ。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) March 11, 2021
私が延々と「今の道ではない古い道の記憶」と言ってきたのは、まさに座標の横軸のことですね。
なるほどな、こう言えば良かったのか。
ここまでは考えが至らなかったですね。https://t.co/axDwNRXJSI
「進撃の物語には、(記憶上の)平行世界が存在している」
という前提で本記事は書かれています。
138話のミカサを見ても、この可能性はかなり高まったのではないかと。
なおこの辺については、以前こちらにまとめたので良かったらご覧ください。
エレンとアルミンの旅はどこから始まった?
この部分については、すでに大体のことをツイッターに書いたので、そのままスレッドを載せますね↓
サムエルに撃たれ、意識朦朧のまま船上で休むアルミン。ここでアルミンは座標へ。エレンとアルミンの未知(道)の世界の旅が始まる(船の上から飛び立つ白い鳥によって、始まりが表されている)。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) March 11, 2021
↓ pic.twitter.com/ThUTTpsYxV
アルミンは過去や未来や平行世界の記憶を見る。それが130話~現在(138話)までの描写。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) March 11, 2021
つまり私たち読者は、130話から今まで、エレンとアルミンの旅の記憶を見ているという構図。
↓
現実(今の道)に戻ったアルミンは、ミカサたちに自分が見た記憶を話し出す。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) March 11, 2021
130話のコニーの肩を借りて口を開けている描写がまさに話し出す瞬間。
つまり130話の「どこからが始まりだろう」は、エレンの自問であるとともに、アルミンが見た記憶の始まりとも、みんなへの話の始まりともかかっている
↓ pic.twitter.com/6klp0EN4o5
つまりつまり、アルミンたちは今まだ船の上にいる。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) March 11, 2021
なぜそう考察できるのか
決定的な証拠はありません。
ですが、総合的に見ると可能性は十分にあるのかなと思っています。
131話の道のアルミン
131話でアルミンは道で子供エレンと一緒にいました。
「進撃の巨人」131話より
コレ、今となっては何だったのかと思いませんか?
(というか、このシーンが何なのか説明できる方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください)
そうなんです。
残り1話の今となっては、この座標のシーンがえらく浮いていることに気づきます。
ただこの前後の場面が、現実(今の道)でないとしたら筋が通ります。
「あれ…?アニ…?」
「進撃の巨人」131話より
これまでの展開を見る限り、ユミルの民は、道に行った後も直前の記憶がとぶことはありません。
そう考えると、131話で道に行った後のアルミンの「あれ…?アニ…?」はどうも不自然ですよね。
なんでアルミンは、あそこに歩くまでにアニに気づかなかったのか?
そして、そんなアルミンになぜアニは普通に話しかけているのか。
まあ他の可能性もあるかもしれませんが、ここもアルミンが現実ではない世界線に入った瞬間と考えれば筋が通ります。
繋がらない子供エレン
130話以降、子供姿で道にいるエレンの登場は2回あります。
131話と133話です。
しかしこの2回の少年エレンのキャラが、どうもつながっていないように私には思えるのです。
#進撃の巨人考察 #ネタバレ
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) December 24, 2020
しかし131話の地鳴らしが今の道だと言うのであれば、エレンのこのキャラ変ぶりはどう解釈できるんだろう。
ちょっと前まで「これが自由だ、なあアルミン」とノリノリでアルミンに話しかけてたエレンがいきなり「話し合いは必要無い」とかって何のプレイやねんて思うけどな pic.twitter.com/zmLCq0bGlz
131話でノリノリでアルミンに話しかけてた子供のエレンが、なぜ133話では「話し合いは必要ない」みたいな情緒不安定さを発揮してるのか。
かなり違和感があるポイントだと思いませんか(こちらも何か説明ができる方がいらっしゃったら教えてください)
しかし131話と133話が、別の道の世界の記憶だと考えると説明がつきます。
つまり130話で座標に行ったアルミンが、131話で別の道の世界の記憶(ラムジーの地鳴らし)を見た後に、今度はまた(未来も含む)別の道の世界の記憶を見ているという流れです。
※
ちなみに、私はずっとラムジーの地鳴らしは別の道の世界の記憶で、131話の「あれ?アニ?」で現実(今の道)に戻ってきたと考察していたのですが、
今回の記事は、戻った先も別の道の記憶だったという考察になります。
大人エレンと子供エレン
ジークと一緒に道にいたエレンは大人だったのに、131話、133話ではなぜか子供姿になっています。
ジャンがわざわざ口に出していることからも、何らかの意図があるのは明らかでしょう。
もちろん他の理由も考えられますし、実際ツイッターに別の予想も書いたことがあるのですが、やはりこれもアルミンが見た別の世界線の記憶だと考えると説明がつきます。
キヨミのヨミ
134話でヒィズルと思われる国が地鳴らしされました。
ですが、キヨミの発言からするとこれは矛盾します。
やっぱり134話の地鳴らしは「古い道の記憶」だわ、きっと。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) December 14, 2020
キヨミの発言から考えると、少なくともミカサたちが地鳴らしを喰い止めようとしているタイミング(つまり現時点)では、まだヒィズルには地鳴らしは来ていないことになる。
なのにすでにヒィズルに地鳴らしが来ている描写。おかしい。 https://t.co/5yOrvqYjd6 pic.twitter.com/a6ubdtwlu5
ただこれも、134話からがヒストリアの見た別の道の世界の記憶と考えると辻褄が合います
(もしかすると、134話~最新話138話までが丸々ヒストリアの記憶なのかもしれません)
※
ちなみに以前、133話のヒィズルへの地鳴らしはヒストリアが見た記憶ではないかと私は考え、記事にもしました↓
ですが138話を見て、この考察は訂正する必要があると考えた次第です
(133話の赤子が、138話で再び描かれていたため)
余談:「あの景色」についての妄想
「進撃の巨人」121話より
今回の考察がもし正しければ、アルミンもヒストリアも様々な記憶を見ていることになります。
その中にエレンの言う「あの景色」も含まれるのかもなと(「あの景色」が具体的に何かというのは置いておいて)
で、
ミカサもそうじゃないかと私は妄想しているんですよね。
理由は、138話の「エレンは口の中にいる」です。
あれは多分、あのときミカサは138話で描かれている以外の記憶も見ているということなのだと思います。
その中に「あの景色」も入っていたんじゃないかなと。
ミカサはなぜ、エレンが口の中にいると分かったのか。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) March 9, 2021
138話で描写されている以外の記憶をミカサは見たのだと思う。#進撃の巨人 #138話 #34巻 #ネタバレ #考察 pic.twitter.com/4c4EQ2TFC0
そうすると、最終話を前にして主要人物全員が「あの景色」を見ていることになるんですよね。
そういう展開だと面白いなと。
あ、あとタイトルの「139話(最終話)でアルミンは船上にいる」ですが、あくまで「130話~138話は、アルミンが船上で見た未知(道)の世界の記憶の旅」ということが言いたくてつけたものです。
タイトルがうまく短くできなかったのと、こっちの方が映えるかなと思って。
なので、もし今回の考察が当たっていたとしても、139話は船上から始まらない可能性もあると思っています。
為念。