【勢力別】138話以降の予想【137話までのネタバレあり】
今回は、最新137話時点で各勢力(マーレ、パラディ、その他の世界)がどうなっているか、そして今後どうなるかを簡単に予想してみたい。
【目次】
マーレはどうなる?
世界から許される
結局のところ、地鳴らしされたのはマーレ大陸のみ。
マーレ以外は地鳴らしされていない。
「いや、ヒィズル国っぽいところも地鳴らしされてたやん」という反論があるかも。
でも、それはヒストリアの記憶。
よって世界からすると、憎きマーレは直接地鳴らしを受けた唯一の被害者。
と同時に、命を賭して自国で地鳴らしを止めた救世主。
よって、マーレは世界から許される。
「進撃の巨人」130話より
マーレはパラディ島を許さざるを得ない
地鳴らしによって圧倒的な被害を受けたマーレだが、パラディ島勢力を許さざるを得ない。
なぜならヴィリーの演説により、マーレは「世界を救った」という大義を失ったから。
つまりマーレはずっと、かつてのエルディア帝国と同じことを繰り返していた。
大義がないまま、巨人を利用して世界を牛耳っていた。
「進撃の巨人」99話より
今後ミュラー長官たちを始めとして、「二度と同じ過ちは犯さない」という動きが広まる。
「進撃の巨人」134話より
パラディ、マーレ以外の世界はどうなる?
マーレ以外は直接の地鳴らしを受けていない。
だが被害は甚大。
主要国のすべては財政破綻をしている。
「進撃の巨人」132話より
この立て直しは、「他国と歴史的に強い結びつきを持つ」アズマビト(もっと言えば、ミカサ)が中心になって行われる。
どうやって立て直す?
パラディ島の地下資源を用いて、民衆の貧困問題に役立てる。
壁内でヒストリアが行ったように。
「進撃の巨人」70話より
パラディ島はどうなる?
世界のパラディ島への見方の変化
パラディ島勢力は、世界から「島の悪魔たち」と見なされてきた。
しかしヴィリーの演説により、世界の見方は変わった。
「世界を救った」という大義は、実はレイス家にあった。
真の「救世の末裔」は、マーレを治めるタイバー家のヴィリーではなく、レイス家のヒストリアだと世界からは見なされる。レイス王が行ったことの善悪は別として。
また、イェーガー派は倒される。
するとパラディは「救世の末裔が、悪魔エレンの率いるイェーガー派を倒した国」と世界的には見なされる。
道の世界は終わり、ユミルの民は巨人化能力を失う。
アルミンは、「道」のことを「現実」「世界」と言った。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) February 14, 2021
辞書によると「この世」とは、「今、生活している現実のこの世界」のこと↓https://t.co/gCMdrjXZkO
つまりエレンが「終わらせてやる」といった「この世」とは、「今、始祖ユミルが生活している道の世界」のこと。#進撃の巨人考察 pic.twitter.com/F9A8QfKq2w
さらに、パラディ島の地下資源で世界に貢献すれば好感度アップ。
調査兵団が地鳴らしを止めたことのみならず、このようなことからも、パラディ島は世界からその存在を許容される。
パラディは世界と繋がらざるを得ない
パラディ島には、イェーガー派を支持する人間も多い。
だが、地鳴らしが途中で止まってしまったことが知れ渡れば、彼/女らも世界と繋がらざるを得ないと判断する。
それに加え、イェーガー派統治の際にキヨミの「単に世間が狭くなるだけ」を多くの人が実感する展開もあるかもしれない。
「進撃の巨人」128話より
こうして世界規模の争いは、少なくとも一旦は終わる。
だが、当然ながら完全な平和がおとずれることなどない。
"もちろんムカつく奴もいるし、いい奴もいる"わけだし、差別がなくなることもない。
しかし、"生まれながらに過去の罪や憎しみを背負う"という点については変わる。
”その一歩は、我々人類にとっての大きな進撃になる。"
もちろん、みんなの中の悪魔がいなくなるなんてことはないだろう。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) December 26, 2020
エレンがやろうとしていることは、人類が奪われてきたモノに比べれば小さなモノかもしれん。
しかしその一歩は我々人類にとっての大きな進撃になる。#進撃の巨人考察 pic.twitter.com/oAFyqHZEXV
余談:ミカサの立ち位置
アズマビト将軍家子息は、巨人大戦において救世の一族であるレイス家と行動を共にした。
さらには壁の中において、「この血に塗れた愚かな歴史を、忘れることなく後世に伝える責任」のために、命を賭してレイス王に抵抗した。
このことは、世界から大きく評価される。
「進撃の巨人」128話より
そして、将軍家と同じく記憶改ざんに反対したアッカーマン。
その両方の血を受け継ぐのがミカサ。
さらには、ミカサは地鳴らしを止めた英雄でもある。
よってミカサは、アフター地鳴らしの世界において象徴的存在となる。
言い訳
進撃の巨人の予想は、私にとってはとても難しいです。
結構な頻度で予想を1つに絞れない。
例えば、あることでAとBの2つの可能性が予想できたとして、またそこから2つや3つに可能性が枝分かれしてみたいな。
そしてそれら全部を網羅しようとすると、少なくとも私の能力では1つの記事にまとめきれません。
なので色んな可能性について、特にツイッターで私は予想を書き散らしているわけなのですが、今回はその中で一番可能性の高そうな予想のみを組み合わせて書きました。
つまりAとBの2つの可能性があって、どっちも捨てがたいのだけどまあ微妙にAかなという場合はAのみを書き、Bから広がる予想については思いきって切り捨てるという試みを行ったのが本記事です。
また、今回は勢力別で書いてみましたが、余力があれば他の切り口でも書いてみたいと考えています。