「進撃の巨人」の謎が分かった

【a.k.a. 進撃の巨人 ネタバレ考察マガジン】 考察が正しければ、ネタバレになってしまいます。ご注意ください。

【考察】ヒストリアの子供の名前はクリスタ【137話までネタバレあり】

 

 

2年前に「ヒストリアの子供の名前はユミル」という記事を書きました。

www.riarebi.net

 

 今でも、この可能性は十分にあると思っています。

 が。

もう1つ別の可能性が出てきました。

それが「ヒストリアの子供の名前はクリスタ」です。

 

 正直どちらもあり得ると私は思っています。

(ちなみに、今はクリスタ寄りです。でも、単純に新鮮さの問題でそう思えているだけかもしれません)

 

ということで、これから「子供の名前はクリスタ」だと思う根拠を挙げていきたいと思います。

なお今回は、「なぜそう思うのか」というより「名前がクリスタだったら、こんなキレイな流れになりますよね」という方向性の記事になっています。

あと、自分で言うのもなんですが、かなり読みにくい記事になっているかもしれません。

「本当は説明すべきなんだろうけど、説明しだすとかなり長くなってしまうので省略した」という箇所がいくつかあるので。

すみませんが、予めご了承くださいませ。

 

 

【目次】

 

 

【前提】始祖ユミルの本当の名前はクリスタ

 

 

まず、今回の考察には前提が必要です。

それは「始祖ユミルの元の名前はクリスタ」ということです。

 

なぜ元の名がクリスタの可能性があるのかについては、↑の隣のエルディア人さんの動画をご覧になることをオススメしますが、単純に122話の最初の流れ(ヒストリアが読んでいた絵本のクリスタから始祖ユミルの人生の描写が始まる)なんかを見ても、始祖ユミルの元の名はクリスタの可能性が高いと思います。

 

ということで、本記事では「始祖ユミルの元の名前はクリスタ」という前提で話を進めていきます。

 

 

ヒストリアと始祖ユミルの重なる人生

 

 

ヒストリアと始祖ユミルの人生はとてもよく似ています。

どちらも「子供のころに殺されそうになる→支配者に命を助けられる→名前を変える」という経緯をたどり、また、どちらも自分の意志次第で自由になれたはずなのに「奴隷」を選択しました。

※ここら辺のヒストリアと始祖ユミルの共通点については、別記事にまとめてあるので、詳しくはそちらをご参照ください↓

www.riarebi.net

 

 

ヒストリアを見れば分かるように、支配者(ロッド・レイス)が付けた名前である「クリスタ」を彼女が名のることは、彼女が彼の奴隷状態であることを表しています。

また、彼女が元の名前のヒストリアに戻ることは、その奴隷状態から自分の意志で外に出ようとすることとリンクしています。

つまり、始祖ユミルがフリッツ王につけられたであろうユミルという名前から元の名のクリスタに戻るということは、彼女がフリッツ王の奴隷状態から自分の意志で外に出ることと繋がるわけです。

 

 

ただの人

 

 

122話で、エレンは始祖ユミルに「この世を終わらせる」と言いました。この世とはおそらくは「道の世界」のことです。

 

エルディア人(ユミルの民)は、皆が道で繋がる特殊な民族です。

つまり道の世界が消えるということは、道という特殊な繋がりがなくなり、エルディア人は「ただの人」になるということです。

そしてこれは、エルディア人が「ただの人」として世界と繋がらなければ生きていけなくなるということも意味します。

まさに、サシャ父がサシャに語った内容と同じです。

そしておそらく、始祖ユミルが望んだことでもあります。

 

道の世界が終われば、ヒストリアが産んだ赤子は、生まれたときから過去の使命や運命を背負わなくとも良い、継承しなくとも良い「ただの人」となります。

始祖ユミル(クリスタ)が望んだ「ただの人」です。

そしてその名前が「クリスタ」になるという流れです。

 

こう考えると、進撃の巨人は↓のような物語とも言えるかと思います。

 

 

契約と愛

 

 

クリスタとフリッツ王(支配の怪物)の契約から巨人の歴史は始まりました。

そして、生まれたときから支配の怪物であるエレンによって、その歴史は繰り返されようとしていたわけです。

131話のように。

www.riarebi.net

 

しかし道は変わりました。

「愛」によって。

 

時間という意味でも記憶という意味でも、延々と繰り返されてきた巨人の歴史は終わるのだと思います。

そして「これまでの歴史を忘れることなく後世に伝える」という意志のもとで、新たな歴史が始まるのでしょう。

クリスタ(始祖ユミル)と大地の悪魔(フリッツ王)の契約は、クリスタ(ヒストリア)と大地の悪魔(エレン)によって繰り返されようとしていました。

しかし、クリスタはヒストリアになって、契約は愛に変わりました。

そして、クリスタ(赤子)とエレンの愛が生まれたという流れです。

 

 

最後に

 

 

今回の「クリスタ説」ですが、私は自分で考えついたものだと思い込んでいました。

が。

実際はそれより前に、ひとえまぶた(@hitoemabu_ta)さんよりツイッターでコメントを頂戴しておりました。

 

私はブログ記事を書く際に、自分より先に同じ説を唱えている方がいないか検索することがあります。

今回も興味があって検索していたのですが、まさかの自分宛てのリプにそれがあったという流れです笑

なおこれは、ひとえまぶたさんのツイートが印象に残っていなかったということでは決してなく、むしろ「絵本が過去の進撃保有者によって描かれた」という部分の印象が強かったからだと考えています。

正直なところ、この部分について、私としてはないんじゃないかなとこのときは思ったのですが、自分の浅さを省みてもう一度考え直してみようと思っている次第です。

ひとえまぶたさん、失礼いたしました。

そして貴重なコメントをくださいまして、誠にありがとうございました。