【考察】地鳴らしでパラディ島はどうなるのか【138話以降の展開予想】
62話までさかのぼる。
エルヴィンは壁内クーデターに成功し、王政を転覆させた。
このクーデターと、現在のイェーガー派のパラディ島統治の様子は似ている。
なので本記事も、前記事、前々記事と同様に重なるポイントを挙げ、そこから予想できることを書いていきたい。
【目次】
重なる点
※
大まかには、中央憲兵とイェーガー派、エルヴィンとエレンが対になっている。
同じパラディ島の兵士を撃つ
59話。
アルミンはジャン(仲間)を助けるために、中央憲兵(同じパラディ島の兵士)を撃って殺した。そして罪の意識に苛まれた。
「進撃の巨人」59話より
128話。
コニーはアルミン(仲間)を助けるために、ダズ(同じパラディ島の兵士)を撃って殺した。
そして罪の意識に苛まれた。
「進撃の巨人」128話より
調査兵団の襲撃
60話。
調査兵団は中央憲兵を襲撃した。
128話。
調査兵団はイェーガー派を襲撃した。
2人の囮
59話。
中央憲兵襲撃の際、調査兵団はマルロとヒッチを囮に使った。
128話。
イェーガー派襲撃の際、調査兵団はアルミンとコニーを囮に使った。
調査兵団=裏切り者、反社
調査兵団は、パラディ島内で反社会的勢力と見なされた。
「進撃の巨人」61話より
調査兵団は、パラディ島内で反社会的勢力と見なされた。
「進撃の巨人」128話より
片目
エルヴィンは右目のみが開いている
「進撃の巨人」61話より
エレンは右目のみが開いている
「進撃の巨人」122話より
一部の兵士が命を賭ける
61話。
ピクシスたち一部の兵士は、命を賭けてクーデターを決意した。
「進撃の巨人」61話より
キース・シャーディスの意志を受け継いだスルマたち一部の兵士は、おそらく命を賭けて立ち上がる。
「進撃の巨人」125話より
予想できること
さて。
エルヴィンたちによるクーデターと、現在のイェーガー派のパラディ島統治の展開が重なっていることが分かったと思う。
で。
そのまま重ねると、↓のような可能性が見えてくる。
人と人類
壁内クーデターの首謀者であるエルヴィンは、人類よりも人を優先した。
「進撃の巨人」62話より
エレンも同じだと思う。
人類よりも人を尊んだと。
しかし、クーデター時のエルヴィンと今のエレンには大きな違いがある。
それは「人」の範囲↓
エルヴィンもエレンも人類より人を尊んだ。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) February 18, 2021
しかし「人」の範囲は違った。
このときのエルヴィンにとっての「人」とは、つまるところ「自分」だった。
生まれながらに利己の怪物であったエレンは、「愛」によってその範囲を自分、仲間、妻、子、街の人まで広げた。
だから道が変わった#進撃の巨人考察 https://t.co/UWXJf7xyz3 pic.twitter.com/43nz7p4PIi
今のエレンも「見ている」のだと思う。
皆の選択を。
エルヴィンのように。
では、エレンの意識はどこにあるのか。
— エドノポーは進撃の巨人を考察しています (@edonopoh) February 18, 2021
それが鳥に象徴されているのだと思う。
エレンはただ見ている。
エルヴィンのように。
皆が自分の意志で何を選択するのかを。#進撃の巨人考察 https://t.co/wopxQulNkF pic.twitter.com/OTx6FnmvcW
でも、それは放置ということでは決してない。
始祖ユミルや仲間たちへの接し方などに、エレンの姿勢が表れていると思う。
避難民問題
ウォール・ローゼの避難民からの内戦という問題提起によって、王政の本性はあぶり出された。
「進撃の巨人」61話より
壁が崩壊した今、もちろん同じ問題は起きない。
が。
「避難民」という点で言えば、やはり大陸からパラディ島に多くの難民が押し寄せる可能性は容易に想像がつく。
具体的には分からないが、このような類の問題提起によって、イェーガー派の本心が明らかになる展開があるのではないか。
マスコミの活躍
クーデターが成功した大きな要因の1つには、マスコミ(ベルク社)の活躍があった。
「進撃の巨人」60話より
今回もマスコミが大きく活躍するのではないだろうか。
具体的には分からないけれど、クーデター時と同様にイェーガー派の本心を広く伝える展開になるのではないか。
調査兵団は罪を免れる
クーデターの成功により、調査兵団の冤罪は晴れ、彼/女らは自由を得た。
「進撃の巨人」61話より
地鳴らしを止めようとしているアルミンたちは、イェーガー派が統治権を握るパラディ勢力においては犯罪者という扱いになる。
しかしイェーガー派が倒れることにより、またしても調査兵団は罪を問われない結果になるのではないか。
一人ひとりの選択がこの世界を変えた
ハンジは言った。
「一人ひとりの選択がこの世界を変えたんだ」と。
「進撃の巨人」61話より
今回も同じだと思う。
いや、パラディ島に限らず、世界中の個々の選択により世界が変わるのではないかと。