なぜ「この世界は必ず滅ぶ」のか?
答えは、すでに描かれている
「ウーリ」は、このように言いました。
ケニー…この世界はそう遠くない未来、必ず滅ぶ。
「ユミル」も、同じ事を言っています。
この壁の中に未来はねぇんだよ!
もうじき、この壁の中が地獄になっちまうのは避けようがない…
そう遠くない未来に一体何が起きるのでしょうか。
この答えも、実はすでに描かれています。
答えは、アルミンのこのセリフです。
(壁の巨人は)少なくとも100年間ずっと立ちっぱなしだったから…
そろそろ散歩でもし出すと思うな…一斉に
そうです、壁の中の巨人たちが歩き出し、壁が崩壊するのです。
壁の中の巨人に、もう知性は期待できない
壁の成り立ちの経緯については、
で記述しました。
恐らくは、初代王(始祖の巨人)に忠誠を誓う臣下たちが知性巨人化し、硬化能力を使って壁を築き上げたのだと思います。
ちょっと待ってください。
それなら、硬化に期限があり、一旦壁が崩壊したとしても、再度硬化能力を用いて素早く壁を築き直せばいいのでは?
ウーリやユミルの発言から考えると、それは無理なのでしょう。
なぜなら、「ハンジ」のこのセリフ
(巨人化したエレンに対して)巨人の体との融合が深くなって、一つになりかけているんだ。
もしほっといたら、普通に巨人になっちゃうんじゃないか、これは!!
つまり、壁の中の巨人たちは、すでに無知性巨人になってしまっているのです。
ユミルが「クリスタ(ヒストリア)」を、なんとしても壁の中から救い出そうとしたのはこのためです。
そして、途中で考えを変えたのは、「エレン」が「座標」を持っていることを知ったからです。
たとえ、壁が崩壊したとしても、エレンが座標の力を発揮すれば、壁内人類たちは救われる可能性があると考えたのでしょう。