進撃の巨人101話の感想(戦槌の持ち主とマーレ軍幹部の予想が当たりました他)
今回も残念ながら時間の余裕がないため、ちょっと細部の考察が書けなさそうです。
なので取りあえず101話「戦槌」の全体的な感想を書くことにします。
まずは予想が当たったところから話を広げる方向で進めます。
今回当たった予想は2つでした↓
【当たった予想】
- マーレ軍幹部の全滅
- 戦槌の持ち主がヴィリーの兄妹
では1つずつ見ていきます。
マーレ軍幹部の全滅
前回記事↓にも書いたとおり、これは自信アリの予想でした。
主な該当部分は↓ですね。
ヴィリーはマガトに「レベリオ収容区のエルディア人は哀れな被害者でなくてはならない。予期せぬ襲撃の被害者だ」と言っています。
そしてこれは当然「最小限の犠牲をもって、世界から最大限に哀れな被害者だと思われることが理想」なハズです。
「マーレ軍の幹部を端に一区間にまとめる」というのは、関係のない他の人間をできるだけ巻き添えにしないという配慮だと思います。
ということで、私が以前から主張している「ヴィリーとエレンは繋がっている」説の可能性がまた上がったと感じています。
戦槌の持ち主がヴィリーの兄妹
この予想も当てたと言っても良いと思います。
ただこの予想は根拠の薄く、自信がなかったのでコメントに少し書いた程度でしたが↓
完全に妄想なのですが、私はヴィリーの兄弟(男か女かは分からない)が戦槌の持ち主なのではと勘ぐっています。ヴィリーのセリフからなんとなくここにも兄弟の物語がありそうな気がしました。
「進撃の巨人」100話の感想【ヴィリーの死の予想は大当たりでしたね他】 - 「進撃の巨人」の謎が分かった コメント欄より
まあでも当たったは当たったということで嬉しいです。
さてここから何が考察できるかというところですが、
やはりキーポイントは妹の
「兄さん、タイバーの務め、大変ご立派でした」
というセリフでしょう↓
「進撃の巨人」101話より
コレもし妹がヴィリーを絶対に死なさないと思っていたなら、妹はもっと早く巨人化できましたよね。
だってマガトですらヴィリーが死ぬ可能性を危惧していたワケです。
戦槌の持ち主が、しかもヴィリーの兄妹がその可能性に気づかないワケがありません。
であれば間に合ったにせよ間に合わなかったにせよ、ヴィリーがエレンに喰われる前には巨人化できたのではないでしょうか。
いやもちろんエレンの登場が一瞬すぎて、間に合わなかったという可能性もあります。
でももしそうなら、今度は「タイバーの務め……」というセリフにとても違和感が生じます。
つまり妹は、ヴィリーが死ぬまでを含めて「務め」と言っているのではないでしょうか。
ということは、ヴィリーがエレンに食べられる展開がすでに分かっていたのではないかという話です。
そうするとやはりここでも、エレンとヴィリーが繋がっている可能性が高まるのではないでしょうか。
ピークが見たのは「成長していない」アニ?
さて前回の予想の話は終わりにして、101話で気になった他の点について書いてみます。
最初は「ピークが見たのはアニ?」です。
と言っても残念ながら、この考察は私がしたものではありません。
↓の記事を見るまで気づきませんでした。
私もこの考察を支持したいと思っています。
理由はすでに↑の記事に書かれているのですが、私の解釈を加えさせていただくと、これによって伏線が見事に生きるからです。
- レベリオ収容区の祭事に登場し「アニは生きてる。帰ってくると約束したんだ」と言ったアニの父。
- 「世界中を敵に回したエレン」の仲間(?)となったアニ。
- 「この世のすべてからお前が恨まれることになっても、父さんだけはお前の味方だ」と言ったアニの父。
という図式ですね。
これは以前twitterでもつぶやいたとおりです↓
アニがもしパラディ側に寝返ってマーレに戻ってきてたら、まさしく↓な展開やね。
— 「進撃の巨人」の謎が分かった (@edonopoh) 2017年11月9日
今回アニのお父さん登場したし、なくはないかも。 pic.twitter.com/a88CZP94eh
さらに味付けができるなら、私は「ピークが見たのは"成長していない"アニ」ではないかと疑っています。
疑っているというよりは、そうだったらいいなと期待していると言った方が正確でしょうか。
なぜなら以前から私は↓のような考察をしているからです。
つまり知性巨人の持ち主が、アニのように水晶体になって人類が決して手出しできないように外堀を埋めてしまえば、実質的にこの世から巨人はいなくなるのではないか説ですね。
長ったらしい名前の説で恐縮ですがw
まあただ今回の101話で、別に赤子継承させてしまってもアリなのではという気もしてきたので、この説はちょっと揺らいでいます。。
一番槍は戦槌が出した?マガトが出した?
次に気になったのは「地中から出た槍」です。
これ↓って誰が出したのでしょう。戦槌の巨人?マガト?
「進撃の巨人」101話より
なんか見た感じ人間ワザではなさそうなので、最初は戦槌の巨人が出した槍だと思ったのですが、しかしそうなるとマガトの
「全員覚えておけよ。一番槍を入れたのはこの私だと」
というセリフは変ですよね?
しかも大きい槍の他にも無数の小さな槍も出ていて、これによってエレンの動きが制御されています。
そしてそこに大砲が飛んでいるので、そうするとこれはマーレ軍が準備していた兵器なのかなと。
で、もしこの槍がマーレ軍のものなら、次に違和感が出るのは「戦槌の巨人の目ピカッ」てやつです↓
「進撃の巨人」101話より
戦槌の巨人が槍が出したのではないとしたら、この「目ピカッ」はむしろエレンへの合図じゃないかと勘ぐってしまいました。
「コレから前に言うてた例の大きい槍が出まっせ」
みたいな。
ただここまで書いておいてなんですが、私のこういう類の違和感系予想は当たらないんですよね。。
最初にエレンが戦槌をボコボコにしているところだって、エレンが本気出せばこのときに戦槌を殺せただろって思ってしまうのですが、まあこれは私が「ヴィリーとエレンが繋がっている」前提で考えてしまっているからだろうなとも感じているワケです。
実際、戦槌が持っている槌と地中から出ている槍の形も似ていますしね。
なのでこの考察はあまり自信ありません。
「命令通り」とは誰の命令?
「命令通り」
というマガトのセリフも気になりました↓
「進撃の巨人」101話より
命令どおりとは「誰の命令」なのでしょう。
普通に考えればヴィリーになりそうですが。
あと「マーレの国是」の部分。
今後は巨人の力に頼らない。
つまりマガトには「巨人の力を使って世界を支配するマーレ」から「巨人の力に頼らず世界との協調を目指すマーレ」への変換のロードマップが頭にあるということなのでしょうか。
リアリスト諫山創
あと考察でもなんでもないですが、ウドのこのシーンは考えさせられましたね↓
「進撃の巨人」101話より
今さっきまで涙を流してスタンディングオベーション状態だった大人たちの、我先にと逃げる様子が描かれています。
恐らく彼らにはウドが全く見えていないのでしょう。
なんというか、諫山創さんのリアリスト的な側面がとてもよく出ているように思いました。
先日、芸人村本さんの「非武装中立」が話題になっていましたが、村本さん個人がどうかというのは分からないものの、残念ながら大多数の人間は多分こんな感じになるのだろうと感じました。
最後に
ちなみに「2つ予想が当たった!」と自慢気に書いていますが、私の過去記事をご覧くださった方はすでにご承知のとおり、私の予想は打率低めです。
例えば今回だと、エレンと戦うのはジークという予想とかですね。
これ101話を読んだ後なら「いやいやこんなの戦槌の可能性の方が絶対高かったやん」と感じますが、まあココらへんがまだまだまだまだなところなのでしょう
(と言いながら、ジークが登場する102話をまだ期待していたりもするのですが)。
ということで「長々と読んだワリにあまり価値がない記事だった」と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、何はともあれ最後まで読んでくださったことに感謝しつつ、今後とも何卒よろしくお願いいたします。