ヒストリア妊娠の相手はエレン。理由は「濃い接触」
まず。
本記事を書くきっかけになったのは、ニャサシンさんから頂戴した↓のコメントでした(ニャサシンさん、ありがとうございます)。
おそらくエレンはフリーダやウーリと全く同じ光景を見ています。
その光景を洗脳されずに見る条件は進撃の巨人(自由意志)を保ったままヒストリアと濃く接触することなんじゃないかと思うので、おそらくヒストリアのお腹の子供はエレンの子供なのだと思います。
最終回の公開されたラフ画もエレンとヒストリアの子供でしょう。
ヒストリアと接触して全てを悟ったエレンは世界を救うために(ライナーと再会し会話した通り)大変な覚悟と愛のために行動しているのだと思います。
↑のコメントの「濃い接触」が、私にとっては特に印象的でした。
「そうか、性交こそが最も深い接触と言えるのではないか?」と思ったワケです。
「それなら確かに、ヒストリアのお腹の子の父親はエレンかもしれない」と。
そして最新115話を読んで、この思いはさらに強まりました。
ということで、具体的に書いていきたいと思います。
目次
始祖を継いだ王家の人間は、世界の記憶を知る
王家の人間が始祖の巨人を継ぐと、一瞬にして世界の記憶を知ることになります↓
「進撃の巨人」64話より
もっとも「どこまでの記憶をたどれるのか」については、ロッド・レイスはこのときハッキリとは言っていません。
しかし、ユミル・フリッツの誕生からの全ての記憶を知ることができるということは、比較的容易に推測できます。
最新115話で王家の血筋であるジークが、(おそらく)始祖ユミル・フリッツとつながるという展開もありましたしね。
接触の深さは、記憶の開きと関係する
エレンがヒストリアとの接触によって記憶を開いたシーンは、これまで2回あります。
1度目は62話。
ロッド・レイスにうながされ、ヒストリアがエレンの背中に触れたときです。
2度目は90話。
エレンがヒストリアの手にキスをしたときです。
ちなみに最新115話で、エレンはこの2度目のことをジークに語っています。
「見ただけではなく、そのときの感触も残っている」と。
↑の2つの接触を見て、私は思うワケです。
「もっと深い接触を行えば、エレンの記憶はもっと開くのではないか」
「そしてその最たるものが、性交なのではないか」と。
一般的には1度目の「ただ触れる」より、2度目の「手にキス」の方が接触が濃いと言えます。
そしてこのときは、記憶を見ただけではなく、感触も残っているとエレンは語っています。
さらに1度目のとき、ロッド・レイスは「この場所なら、少しのきっかけでも記憶が開くのではないか」と言っています。
「接触が深いと記憶はより開く」という仮説が正しいかどうかは一旦置いたとしても、「条件によって記憶の開きが変わる」ことは、どうやら間違いなさそうです。
記憶から解決策を模索したエレン
107話。
このときエレンは、ヒストリアが獣の巨人を継いで子を産みまくるという計画に断固反対しています。
ただそうかと言って、エレンが有効な解決策を見出だせていないこともまた明白でした。
そんなエレンが「記憶から何かを見つけられるのでは」という考えに至るのは、わりと自然な流れなのではないでしょうか。
ジークも「記憶から学べないのは悲劇だ」と言ってますしね。
「進撃の巨人」81話より
つまり。
解決策を模索するうちに、自らの経験からエレンが「深い接触」に考えが及んだ可能性は、十分にあるのではないでしょうか。
ただそもそもは別の流れで性交して、偶然「世界の記憶」を開いた可能性もないことはなさそうですが…。
生まれてきただけで偉いvs生まれないことこそが救済
最新115話。
「この世に生まれないこと。これ以上の救済は無い」とエレンはジークに言いました↓
「進撃の巨人」115話より
しかしこれは、本心ではありません。きっと。
理由は2つあります。
1つ目は「最終コマとの矛盾」です。
まあもっとも、この後ろ姿がエレンと確定しているわけではありません(ただ今のところ、可能性は高いと思っています)。
さらに言うと、↑の最終コマは実際は使われない可能性ももちろんあります。
しかしこの最終コマが、作者の意図のあらわれであることは確実です。
なのでこの後ろ姿がエレンで確定なら、「この世に生まれないこと。これ以上の救済は無い」と大きく矛盾することになります。
2つ目の理由は、私がこれまで何度も書いてきた「愛」です。
エレンの母カルラは、71話で「この子(エレン)は、この世界に生まれてきてくれただけで偉い」と言いました↓
「進撃の巨人」71話より
これは「この世に生まれないことこそが救済」とは真逆の考えです。
そしてこれも何度も書いてきたとおり、クルーガーは同じ過ちを繰り返さないためには「愛が必要だ」とグリシャに説きました。
クルーガーの言うような意味で、エレンが「人を愛することができている」だろうことは、過去記事でも書いたとおりです↓
もしエレンが「愛」を知っているのであれば、進撃の巨人の物語の世界において「この世に生まれてこない方が良かった」という結論にはならないでしょう。
まとめ
エレンは「生まれないことこそが救済」とは、本心では思っていない。
なので、子を残す可能性は十分にある。
↓↓↓
エレンと王家の人間の接触が深ければ、より記憶が開く可能性がある。
そして性行為は、言うまでもなく「深い接触」である。
↓↓↓
エレンは、ヒストリアの多産計画に断固反対していた。
そんなエレンが、自らの経験を振り返って「深い接触」に思い至るのは、十分にあり得る展開。
以上です。
最後までご覧くださいまして、誠にありがとうございました。