進撃の巨人の最終回予想が当たる気しかしないので、書いておく
私は以前から、進撃の巨人の最終回結末の予想をしています↓
予想の方向性は今でも変わっていません。
でも↑の記事を書いてから1年以上が経過し、色々と情報が増えたこと。
それと最新119話によって、具体性がかなり見えた気がするので、アップデート的な意味合いで書き直してみようと思った次第です。
【目次】
- 大筋の予想はこんな感じ
- エレンは死んでいない。神経網テクを使ったから。
- エレンとジークの手が触れ合い、始祖の力が発動
- 地ならしと見せかけた壁の崩壊
- ユミルの民の身体構造が変わり、巨人化しなくなる
- アズマビト家キヨミたちが、世界に発信する
- これまで生まれながらに憎しみや使命を背負わされてきた人物たちは「自由」を得た
- 「お前は自由だ」
- 描くべきシーンや伏線が全てキレイに回収されるのでは?
- 最後に言い訳
大筋の予想はこんな感じ
大筋ではこんな流れ(↓)になるんじゃないかと予想しています。
119話でエレンの首が飛んだが、エレンは神経網テクを使って死んでいない。
↓↓↓
首のないエレンとジークの手が触れ合い、始祖の力が発動。
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「地ならし!?」と皆が恐怖する中、壁の巨人たちは消えていく(海に沈んでいくなど)。
壁はなくなる。
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ユミルの民の身体構造も変わる。
巨人化しない身体になる。
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アズマビト家キヨミたち(ミカサ?ガビ?ジーク?……)が、世界に向けて発信する。
内容はこんな感じ。
- 始祖の持ち主で、悪の化身であったエレンは死んだ。ここにエレンの首もある。
- 始祖の巨人は、実は赤子継承されない。
- 始祖の持ち主が死んだことにより、道は消えた。すべての巨人はいなくなった。ユミルの民たちが巨人になることももうない。つまりユミルの民を恐れることも、忌み嫌う必要もなくなった。
- 悪の化身エレンを倒したのは、ガビ。彼女が世界を救った。彼女はエルディア人の象徴であり、マーレ人の象徴であり、これからの未来を担う子供たちの象徴でもある。エルディア人は被害者だった。マーレ人はエレンを倒すために命を賭した。我々はもうこれ以上、終わりのない憎しみ合いをやめるべきだ。子供たちに、過去の罪や憎しみを背負わせるのは終わりにすべきだ。
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こうして戦いは終わる。
もちろんこれで、世界が平和になり続けることはない。
しかしこれまで、生まれながらに憎しみや使命を背負わされてきた人物たちは「自由」を得ることができた。
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エレンは戦鎚の力によって、誰にも触れることができないよう地下深く(教会?)で結晶化する。
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結晶化の前、エレンはヒストリアの子を抱いて言っている。
「お前は自由だ」
とまあ、こんな感じです。
以下、具体的に書いてみますね。
エレンは死んでいない。神経網テクを使ったから。
神経網テクというのは、78話でライナーが見せた技術です。
頭をふっ飛ばされる前に、意識を全身の神経網に移すことで死を逃れることができるようです。
「進撃の巨人」78話より
今回はエレンの首が完全に飛んでしまっているので、同じ技が使えるのかどうかは分かりません。
でも可能性は十分にあるかなと。
まあいずれにせよ「エレンはまだ死んでいない」というのは、言い切って良いレベルなんじゃないかと思っています。
エレンとジークの手が触れ合い、始祖の力が発動
最新119話のラストのシーンを見る限り、ジークが這いずって手を伸ばせば、首のないエレンと接触できそうな距離かなと。
で、エレンに意識があるのであれば、始祖の発動は可能なんじゃないないかなと。
「進撃の巨人」119話より
このとき初めて、ジークはエレンの真意を知るのではないかと思います。
そして同時にジークは、エレンを通して父グリシャの記憶を見る→グリシャのジークへの思いを知るのではないかと感じています。
ジークの今の使命感って、家族への執着が前提にあると思うのですよね。
つまりジークがグリシャの思いを知ることによって、ジークの価値観は大きく変容する。
まあ少なくとも、変容するきっかけにはなり得るのではと思うワケです。
地ならしと見せかけた壁の崩壊
壁の巨人による「人類への攻撃」といった意味での地ならしは、私は起きないのではと予想しています。
でも、それだと物足りないですよね。
私もそうですが、壮大なスケールで描かれる地ならしシーンを期待する読者は多いと思います。
なので、地ならしは起きるのではないかと思います。
ただし人類への攻撃という意味合いではありません。
壁の崩壊という意味でです。
ベルリンの壁みたいに、これまで人々を分け隔てていた境界線がなくなるという意味です。
まあ実際に壁の巨人たちが出てきたら、壁内のユミルの民たちはどのように逃げれば良いのかみたいな問題もありますし、具体的な流れはイマイチ分かっていないのですが、最終的には壁の巨人たちはいなくなるのではと思っています。
ユミルの民の身体構造が変わり、巨人化しなくなる
これこそがエレンの目指しているものなのではないかと、私は考察しています。
ちなみにこの辺に関しては、過去記事で触れているので良かったらご覧ください。
アズマビト家キヨミたちが、世界に発信する
実際に世界を救うのはエレンです。
しかしこれでは、「あのとき世界を救ったのはカール・フリッツ(初代レイス王)」とヴィリーにネタバレされたとき、人々が見せた反応と同じ形になりますよね。
人々に最も必要なものは、物語である。
これはゲーム・オブ・スローンズの最終回にあった言葉(正確には覚えていません)ですが、私は進撃の巨人がゲーム・オブ・スローンズ(の原作)の影響を受けていると考えているので、あえてこの言葉を持ってきました。
(進撃の巨人とゲーム・オブ・スローンズに関しては、↓の記事で触れています。よろしければ。)
つまり、世界に物語を提供することが重要ということになります。
そしてそれは、エレンの死とガビという英雄の誕生ではないかと思う次第です。
なぜアズマビト家?
なぜアズマビト家が、世界に発信するのか。
それは、アズマビト家には記憶の継承能力があるのではと私が考察しているからです。
(これも以前記事にしたことがあると思うのですが、すみません、どの記事か忘れてしまいました)
キヨミとヴィリーとのシーンを見ても、なんとなく漂う匂いがあるように思います。
「進撃の巨人」99話より
始祖という世界の記憶を持つ者がいなくなった今、語るべきはアズマビト家なのかなと(これも、ゲーム・オブ・スローンズの流れと少し似ています)。
まあただ、ココらへんは根拠がちょっと薄いですね。
そこまで自信はないです。
始祖の持ち主エレンは死んだ
神経網テクによってエレンが生きていても、斬られたエレンの首は残ります。
つまり昔の首級のように、エレンの首をもってエレンの死を世界に説得することができるということです。
たとえエレンが死んでいなかったとしても。
108話でマガトが「ジークの体が部分的に見つかった」と言っています。
ということは、飛んだエレンの首も消えたりせず、きっとそのまま残りますよね。
「進撃の巨人」108話より
つまり「これで偽装工作はカンペキ」みたいな話なのではないかと思います。
エレンの死という偽装工作は、赤子継承でバレるのでは?
過去記事でも触れたとおり、フリーダを除くと始祖の持ち主は皆、13年ごとに交代していると推測できます。
つまり、少なくとも始祖に関しては、今まで一度も赤子継承が起きていないことになります。
一度もないのだから、なんとでも辻褄は合わせられるでしょう。
もし本当にアズマビト家が記憶の番人ならなおさらです。
つまり「始祖は全ユミルの民の源なのだから、死んだら赤子継承されません」みたいな説明ができるのではないかと思います。
巨人がいなくなり、ユミルの民が巨人化しなくなった理由
これも実際は始祖の力によるものです。
でも「エレンの死によって」と世界に説明することはできそう。
例えば「始祖はすべての巨人の源だったのだから、始祖がなくなれば道もなくなるし、巨人もいなくなる。特殊な能力をもったユミルの民も巨人化しない普通の民になる」みたいな感じで。
ちなみにこの予想も、ゲーム・オブ・スローンズからヒントを得ています。
英雄となった「女神」ガビ
エルディア人とマーレ人を救うには、英雄ヘーロスが必要です。
「エルディア人とマーレ人を救いたい」というヴィリーの言葉に偽りはないハズ。
ということは、ヴィリーの演出には英雄を生み出すくだりがちゃんとあったんじゃないかと。
そしてその思いは、マガトにもしっかりと託されているかと↓
「進撃の巨人」117話より
悪の化身エレンを倒したガビは、英雄に最もふさわしい存在となりました。
エルディアの象徴であり、マーレの象徴でもある。
しかも、これからの世界の未来を担う子供でもあるワケです。
これ以上不毛な争いをやめるよう訴えるのに、これほどふさわしい人物はいないでしょう(ちなみにファルコもそうでした)。
これまで生まれながらに憎しみや使命を背負わされてきた人物たちは「自由」を得た
言うまでもなく「自由」は、進撃の巨人が求め続けたものであり、エレンが求め続けたものでもあります。
自由の実現こそがエレンの目的なのです。
自由の実現。
具体的には、サシャ父の言う「憎しみや使命を負わなくて良い世界」の実現ですね。
「お前は自由だ」
ちなみにエレンがホントに死ぬという展開も、可能性がないワケではないと思っています。
ではなぜその方向性を採らないのかと言えば、最終話コマと噂される「お前は自由だ」の存在があるからですね。
エレンが死んだとなると、この最終話コマが現実のものとなることはきっとないでしょう。
あと、アニの結晶化の意味もいまいち生きてこないように思って、このように予想しています。
描くべきシーンや伏線が全てキレイに回収されるのでは?
というワケで、これらの予想が当たっていれば、まだ残っている伏線なんかがキレイに回収されるのではないかと思っています。
具体的にはこんな感じでしょうか↓
- 神経網テク
- ジークmeetsグリシャの記憶
- (フェイク)地ならし
- 始祖の力でユミルの民の身体構造を変える
- アズマビト家の役割
- 英雄ヘーロスの再来
- クルーガーの愛の言葉
- アニの結晶化の意味
- お前は自由だの意味
と思ったけど、「いってらっしゃいエレン」とかまだありますね。
「いってらっしゃいエレン」については、例えばエレンの結晶化前に自由を得たミカサがエレンに投げかける言葉みたいな展開はアリかな。
まあ他にカバーできてないところも結構残っているかもしれませんが、書き疲れてしまったので、この辺で終わりたいと思います。
最後に言い訳
今回かなり強気なタイトルで書き進めたワケですが、記事公開の前に早速こんなリプを頂戴しています↓
ライナーが神経移せたのは巨人化していたからであって、人の状態では厳しいのかなと...。
— Kurihara Shunsuke (@shunchan1013) July 15, 2019
顎に食われたはずの両足の裾と靴があることから、戦鎚の巨人の能力でクローン作ってジークの方に走らせたが濃厚かなあと。
確かに。
「顎に食われたはずの両足の裾と靴がある」というのは、神経網テクでは説明がつかないですね。
なので、この部分の私の予想は外れているかも。
タイトルに「当たる気しかしない」などと偉そうに書いておいてなんとも恐縮ですが、まあ重要な部分は「エレンが死んでいない」というところと「でも首は飛んだ」というところだと思っているので、何卒大目に見てやってください。
世界に発信するアズマビト家に関しては、キヨミではなくミカサかもなという思いもあります。
まあここらへんはまだよく分かりません。
あと、これも以前に書いたように記憶していますが、エレンが始祖の力でユミルの民の記憶を消してしまうかどうか問題もありますかね。
ココも結構ゆれています。
今のところはどっちもアリな気がしますね。