「進撃の巨人」の謎が分かった

【a.k.a. 進撃の巨人 ネタバレ考察マガジン】 考察が正しければ、ネタバレになってしまいます。ご注意ください。

【30巻ネタバレ】進撃の巨人120話「刹那」は、「始祖ユミルこそが不自由の象徴」だと判明した回だった

 

 

進撃の巨人120話「刹那」を、短くネタバレすると↓な感じです。

 

  • エレンとジークが接触。座標に到着。
  • ジークはエレンの真意を試し、エレンがウソをついていることを見抜く。
  • 始祖ユミルが、不自由な存在であったことが判明する。
  • ジークが始祖の力を手にする。
  • ジークはエレンを連れて、父グリシャの記憶の旅に向かう。
  • 想像していたものとは異なるグリシャの姿を見て、ジークの心が揺れ動き始める。

 

 

で。

 

今回も気になる点がいくつかありました。

なので具体的に書いていきたいと思います。

 

 

【目次】

 

 

ヒストリアの服装が、密会時と同じ?

 

 

 

 

↑の120話のヒストリアは、恐らくエレンの記憶ですね。

で、その服装は108話のものと似ています。

もし同じ服装だったら。

「ヒストリアと密会していたのはエレン」という考察が成り立ちます。

あくまでローグの想像のシーンですが、そこに出てくるフードかぶった後ろ姿はやはりエレンではないかということですね。

この辺については、過去記事で触れています↓

 

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あと、コレも↓

 

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始祖ユミルじゃなくて、104期のユミル?

 

 

 

 

小さいのでハッキリとは言えませんが、服装は始祖ユミルと似ていますね。

でも髪の毛の色は違いますね。

 

髪の毛の色を考慮すると、ユミル(104期)の方が近いですかね。

 

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「進撃の巨人」89話より

 

 

もしこっちのユミルであれば、外したと思っていた予想が生き返るかも↓

 

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つまりここは、クルーガーの記憶ではないかということですね。

でも根拠薄さはこのときと変わりないし、そういえばアニメには「いってらっしゃい、エレン」のシーンはなかったのですね。

忘れていました。

なので「いってらっしゃい、エレン」からは、離れてしまった方が良いのかもしれません。

 

 

この少年、誰?

 

 

 

 

ちょっと見返してみたのですが、やはりよく分かりませんでした。

服装がちょっと特徴的でしょうか。

帽子と合わせてみると何かの制服?民族衣装なのかなぁ。

もし根拠アリで「●●じゃね?」という方がいらっしゃれば、是非教えてくださいませ。

 

 

 

始祖ユミルという不自由の象徴

 

 

 


ここは以前から申し上げていたポイントですね。

「自由」「使命」「奴隷」みたいなところは、全て進撃の巨人の核となるキーワードで、全て密接に繋がっていると私は考えています。

詳しくは↓に書いていますので、よかったら読んでみてください。

 

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ユミルが自由になれば、巨人を作る者はいなくなる

 

 

 

 

「奴隷」という言葉は、エレンがミカサをディスったときにも登場します。

 

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「進撃の巨人」112話より

 

 

このときのエレンの言葉にどこまでの本音をみるかという問題もありますが、ここでエレンはミカサに「本来のミカサ自身は、9歳で消えてしまった」と言っていますね。

つまりミカサは少女のときから、アッカーマンの使命を背負続けていることになります。

なのでここからも「意志を持たぬ奴隷」というのは、幼いころからすでに「使命という呪いをずっと背負わされ続けている不自由な人間」という意味合いをもつのではと私は思うワケです。

 

ちなみに、エレンが112話で奴隷とともに口にしている「家畜」という言葉は、1話にも登場しますね。

壁の中のユミルの民たちを、エレンは家畜だと言います。

つまりエレンは、幼いころから今と同じベクトルの世界観を持っていると言えるかと思います。

 

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「進撃の巨人」1話より

 

 

クサヴァーの言うとおり、ユミルの民はどこにどれだけいようと始祖の巨人の体の一部のようなものです。

ということは、始祖ユミルが自由になることイコール、ユミルの民が自由になるということなのではないでしょうか。

 

始祖ユミルは座標で一人、巨人を作り続けています。

果てしない時間を費やして。

奴隷のように。

 

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「進撃の巨人」120話より

 

 

ということは、ユミルが自由になれば巨人を作る者はいなくなるワケです。

つまりユミルが自由になることイコール、巨人はこの世から消えるということなのではないでしょうか。

 

 

ジークの不自由

 

 

 

 

勢いよく「個人的に一番のポイント」と言いましたが、いざ詳しく書こうとすると難しいですね。

言いたかったのは、ジークにとっては「安楽死計画」よりも、そして弟エレンへの愛情よりも、ダントツに親への執着が強いということです。

そこが揺らぐと、今のジークが根本から揺らぐというか。

そしてそういう危機感を潜在意識の中で抱えているからこそ、ジークはここまでグリシャに執着するのだろうなと思ったのです。

でもいざホントにそうかと問われると、まだ根拠が薄い気もしますね。

なので、ここは一旦保留にさせてください。

 

 

グリシャの記憶の旅で明らかになる、クルーガーの「人を愛せ」

 

 

 


ガビが言うように、進撃の巨人の歴史は「同じ悲劇を繰り返している」というものです。

 

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「進撃の巨人」118話より

 

 

つまりジークが「哀れな被害者」であるのなら、グリシャもまた哀れな被害者であったということになります。

こうした悲劇のループを止めるためには、人を愛することが必要だとクルーガーはグリシャに説きました。

その意味が、今回のグリシャの記憶の旅で明らかになるのだと思います。

 

なお進撃の巨人の世界において「人を愛するというのは、どういうことなのか」については、過去記事で考察したことがあるので、良かったらぜひご覧ください↓

 

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グリシャが壁の中で(少なくとも途中までは)人を愛することができたのは、息子に裏切られた後の反省と、クルーガーとのやり取りの影響ももちろんあるとは思います。

ですが私は何気に、妻カルラの存在もとても大きかったのではないかと思っている次第です。

 

 

オマエの予想はどうなった?

 

 

 


自己採点としては、合格点を上げて良いのではと思います。

大枠としては当たっていますしね。

 

いやでも、主導権をジークが持つというところはハズレですね。

そしてここ、結構大事なところですね。

まあでも、ここの予想は無理じゃないかな。できたのかな。

と、自分に甘めで恐縮ですがw