ジークはエレンに喰われる気でいるのではという考察【89話ネタバレ含】
89話で「王家の人間でないエレンが、始祖の巨人の真価を発揮するには、ヒストリアという王家の人間を摂取する必要がある?」という展開になりました。
もちろんこれはエレンの思いつきであり、次号以降で別の方法が出てくるとか十分にあるのですが、現時点では「方法はコレだけ」という前提で考えます。
つまり「王家の血ではない人間が始祖の巨人を持っている場合は、そのままでは始祖の巨人の真価を発揮することはできないが、王家の人間を摂取すればOK!そしてそれ以外の方法はナシ!」という前提です。
ジークは本気でエレンを救い出そうとしている?
壁中と同様に、マーレの狙いもまた始祖の巨人であり、クルーガーの言葉が正しいのであれば、単純に始祖の巨人の奪還のみならず、その真価を発揮させなければいけません。
マーレとしては、もともとは始祖の巨人を持っている王家の人間(フリーダ)を生きたまま連れ帰り、王家の血ではないマーレ側の誰かに喰わせる気でいたのでしょうか。しかし今、現実として始祖の巨人を持っているのは王家の血ではないエレンです。
ここでジーク戦士長の登場です。ジークのこのセリフを見てみてください。
コレ本気でエレンを救い出そうとしていませんか?まあ騙しの可能性もモチロンありますよ。でもこれでいざエレンをマーレにつれて帰って、ジークが「は?!本気でお前を助けると思った?ウソに決まってんじゃんワラ」みたいな展開だったら、ちょっとヒキません?
ということでジークのこの「救い出す」は本気だとして考えてみますね。そうするとサアどうやって救うのかという話になりますよね。
エレンとジークの兄弟の物語
ここで本日の記事タイトル「ジークはエレンに喰われる気でいるのでは」です。
どういうことか。マーレは真価が発揮できる状態の始祖の巨人が欲しいんですよね。ハイそれ、エレンがジークを喰えばイケますよね。ジークは王家の血ですし。まあもっともヒストリアを一緒に連れて帰っても良いのですが、そこはホラ兄弟の物語があった方が面白いでしょうよ。進撃の巨人は親子の物語は多いですが、なにげに兄弟で物語作れそうなのって、エレン&ジークくらいじゃないですか。
つまり「ジークは自分をエレンに食わせて、エレンを真価系始祖の巨人持ちにしようとしているのではないか」という仮説を立てると、ジークの「エレンを救い出す」は最終的に「オレを喰え」という展開になるのではないかと思うわけです。
ジークはエレンに何を伝えようとしているのか
しかしこの仮説、一つ重大な欠点があります。
かつてライナーも心の中で叫びました。そう、マーレ側にとって、エレンのような人間こそが最も始祖の巨人を持ってはいけない男のはずです。
しかししかし、ここでもジークのセリフです。
そう、ジークは連続洗脳鬼グリシャの洗脳さえとければ、エレンは大きく考えが変わると思っているっぽいのです。
そうすると「ジークの言うグリシャの洗脳ってなんだ」「ジークはエレンに何を伝えようとしているのか」という話になりますが、んー残念ながら私にはまだ分かりません。今後のお楽しみにしたいと思います。
以上、「ジークはエレンに喰われる気でいるのではという考察【89話ネタバレ含】」でした。
最後にまた言い訳を。最初に申し上げたとおり、この話は「エレンが真価系始祖の巨人持ちになるには、王家の血の人間を摂取する以外方法がない」という前提での考察でございます。最後までご覧くださいまして、誠にありがとうございました。