「進撃の巨人」の謎が分かった

【a.k.a. 進撃の巨人 ネタバレ考察マガジン】 考察が正しければ、ネタバレになってしまいます。ご注意ください。

楽園送りは何年も前からなくなっているのではないかという考察

最新90話『壁の向こう側へ』で、エレンたちはついに海にたどり着きました。

 

しかしビックリすることに(ハンジは予想していたとのことですが)、その道中遭遇した無知性巨人はわずか1体のみだったんですね(ちなみに今回の話とは関係ないですが、エレンが無知性巨人を『オレ達の同胞』と言っているところが気になります。この点については改めて書いてみたいところです)。

 

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そう、もはやパラディ島にはほとんど巨人がいないのです。

となると、ここで1つ推測ができそうです。それは「少なくともウォール・マリア奪還後の1年ほどの間、マーレからの楽園送りはされていないのではないか」ということです。

 

そもそも年間どれくらいのエルディア人が「楽園送り」にされているかも知らないですし、最近楽園送りをくらった巨人も実はいるんだけど、速攻で壁までたどり着いて速攻で潰されたみたいな話かもしれませんが。

まあ可能性をあげればキリがないのでやめときます。何はともあれマーレからパラディ島への巨人の供給がストップしている可能性が高いと私は思っているワケです。

 

でここからが本題なんですが、「へー、じゃあなんで供給ストップしてるんやろ」とゆらりゆらりと考えていたんですよ。で考えているウチに疑問がわいてきたんです。「コレ1年やそこらの話じゃないんじゃないか」と思ったんですね。

 

ということで、今回私が書きたい考察は↓です。

「いや、実はもっと前から楽園送りってなくなってるんじゃね?というかマーレって結構前からヤバくなってんじゃね」

 

こう思う根拠を書いていきますね。

 

マルセルがユミルに喰われる場面の違和感

 

皆さんご存知のように、ライナー&ベルトルトの戦士仲間であるマルセルは、無知性巨人のユミルに喰われました。

この場面です。今となれば違和感ありまくりじゃないですか?

 

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 マーレはなんでまだ幼い子供だったライナーたちを、あんな無知性巨人がウジャウジャいる場所に放置したのでしょうか。

ホラこの子たちってタダの子供じゃないですよね。知性巨人の持ち主ですよ。知性巨人っていったら、この世に9つしかないんですよ。貴重ですよね。実際マーレはこの巨人の力によってエルディアから支配を奪い、世界の中心に君臨しているんですよね。貴重なことこの上ないハズです。

 

なのに子供3人のみ放置って雑じゃないですか?貴重なことこの上ないなら、もっと丁寧に扱いましょうよ。

いやソリャ子供とはいえ、ライナーたちは戦士として相当な訓練をつんでパラディ島にやって来たはずです。ユミルの巨人の足の速さを考えると、マルセルの巨人もスピード出せたのかもしれません。いざとなればライナーマルセルあたりが巨人化して戦うとか、マルセル巨人化からのライベルを乗せて一気に壁へという算段があったのかもしれません。

しかし現実問題、マルセルは実にあっさり喰われたワケです。作戦があったとしても雑すぎじゃないですか。いやユミル1体だったからまだ良かったですよ。複数の巨人に出くわしていたらどうするつもりだったんでしょうか。3人みんな喰われて壁攻められないで平和で良かったねって展開だったのでしょうか。

 

マーレには立派な飛行船がありましたよね。アレ使えばいいじゃないですか。まあ直接壁内は無理でしょうが、壁内に見つからない程度までは寄れるんじゃないですか?

船でもいいですよ。いつもの南ではなくパラディの北で降りましょうよ。北から行けば巨人ほとんどいないですよね、きっと。まあ実は北から壁を目指してみたら、ひねくれモンのユミルにばったりという展開だったのかもしれませんが。

何にせよ知性巨人の貴重さを思えば、ライベルたちの扱いが雑すぎるように思うんですよね。

 

実はマーレは結構前からヤバかった?!

 

だからね、私はこう思うんです。

「もうあのライベルたちが壁を目指した時点で、マーレってすごいヤバいことになってたんじゃないか」と。

 

昔ライナーが言ってたじゃないですか、『帰れなくなった故郷に帰る』って。

 

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ちなみにココら辺については前に書いたことがあります。

 

 

www.riarebi.net

 

 

このときはあくまで「ライナーたちユミルの民(エルディア人)が住む地域のみヤバいことになったのでは」という考察だったのですが、実はもっと規模がデカくて、マーレ全体の話なのではないかという気がしてきたってことです。

 

ライベルが「もうすぐ故郷に帰れる」と言い出したのは、猿巨人ジークが壁内に現れたことがきっかけです。

でも実際、ライベルは故郷に帰るためにジークの助けって借りてませんよね。で結局失敗して、なんならエレン座標能力発揮というオマケまで敵にあげちゃいました。

 

だから思うんですよ。

「ライベルが瞳を輝かせたのはやっぱり故郷に帰れると思ったからなんだけど、それは猿巨人ジークが壁に来た=マーレのヤバい状況がちょっと落ち着いたからではないか」と。

 

つまりジークは長いこと、ヤバい状況のマーレを何とかすることでいっぱいいっぱいだったワケですよ。そんな中、ライベルたちは一刻も早く座標持って帰って来いというミッションを与えられました。座標があればこのヤバい状況を切り抜けられるという理由ですね。

でも結局座標なし状態でも、ジークは何とかマーレを落ち着かせることができたと。どうやってかは分かりません。猿巨人の能力をもともと持っていたのかどうかも分かりませんし、猿能力をようやく得ることができてどうにかできたのかもしれませんし。でも何にせよ、まあ何とか落ち着いたんでマーレを離れて壁に来ましたよと、そういう展開なのではないかという妄想です。

 

だってそもそもの話、ジークってライベルたちより先に戦士になってるでしょ、きっと。だったらライベルたちより先に壁に忍び込むことできたんじゃないですか。そりゃグリシャに見つかれば一発でしょうが、グリシャが壁内にいるって情報も恐らくマーレはつかんでなかったでしょうし。

 

まあ何はともあれ、いずれエレンたちは海を渡るんでしょう。そのときにどんな展開が待っているんでしょうか。楽しみです。