90話はヒストリアの巨人化を示唆する回という考察
最新90話『壁の向こう側へ』は、エレンから2つの明確な感情変化が読み取れた回だったと思います。
1つは無知性巨人に対する心情ですね。以前は明らかな敵であり、根絶やしにしたいほど憎い存在だった無知性巨人。しかし今回、エレンの口から出たのは「同胞」という言葉でした。
もう1つの変化は、ヒストリア(というよりも、恐らくはレイス家全体)への感情。
「巨人化したヒストリアへの接触」という座標の発揮条件を思いつきながらも、エレンはヒストリアを犠牲にする覚悟がありませんでした。
しかし言葉による表現はないものの、今回明らかな変化を感じる表情の描写がありました↓
これって何なんでしょうかね。憎しみ?
エレンがヒストリアに触れたことがきっかけ
これら2つの感情の変化の大きなきっかけは、ヒストリアに触れたことで蘇ったグリシャの記憶によるものですよね、きっと。
このときフリーダ・レイスが何を言ったのかは、残念ながらまだ分かっていません。書いてみたい気もしますが、また思いっきり外しそうなので取りあえずやめときます。
まあ何にせよ最初フリーダにお願いをしていたはずのグリシャが、結果としてレイス家を根絶やしにしてしまえ的な行為に至ったところを見ると、かなりの発言があったのは確かでしょう。
余談ですが、これを機にまた一段とグリシャの感情がエレンに乗っかったように思います。ここら辺がジークの言う洗脳と関係してくるんですかね。髪も伸びてグリシャと同じくらい?になってるし。
エレンは同胞と戦えるの?
以上を前提として今後の展開を考えたとき、1つ疑問がわいてきます。
「エレンは、自分の中で『敵』から『同胞』に変わってしまった無知性巨人たちと戦えないんじゃないか」
まあ実際はあっさり割り切っていて、噛みちぎりまくり殴りまくりかもしれません。でもここで、すべて丸くおさまるアイディアをエレンが持っているのがポイントだと思うんですよね。
それは言わずもがな「巨人化したヒストリアに接触することで、座標能力を発揮すること」です。
これまでのエレンには、ヒストリアを犠牲にする覚悟がありませんでした。
しかし今はどうですか。髪も伸びてちょっとグリシャっぽいですよ(ジークの言うように、相変わらず顔は似ていませんが)。グリシャと言えば、レイス家を根絶やしにしてやんぞ、ゴルァの方ですよ。
今エレンの中に「ボク、ヒストリアを犠牲になんかできない!」という感情はどれくらい残っているんでしょうか。
ハイ、ということでタイトル「90話はヒストリアの巨人化を示唆する回という考察」となるワケです。
あ、最後に一点言い訳させてください。タイトルだけ見ると「ヒストリアの巨人化は決まりでしょ」みたいな書き方になっていますが、実際は全然確信できていません。「タイトルはできるだけ短くインパクト強く」とブログの本に書いてあったので、頑張ってみただけです。
ヒストリアを巨人化させよう的な動きは、少なくとも今後あるんじゃないかと思ってるんですよ。そしてここにジークが参戦してくると思っている、というか期待しているんです。つまり接触の三角関係ですね。
というかさっきの洗脳の件も含めて、どっちかと言えばジークと接触、ビバ兄弟の絆みたいな展開の方が面白いんですかね。どうなんでしょう。
以上『90話はヒストリアの巨人化を示唆する回という考察』でした。最後までご覧くださいまして誠にありがとうございました。