「巨人科学はフリッツ王家を打破するためのものだった」という考察
いつ誰が何のために巨人を科学し始めたのか。
巨人科学は基本的なところでさえ、まだ謎のままだ。
さらに言うと「巨人科学の副産物であるアッカーマンが、フリッツ王家の懐刀だった」という事実は、とても不可解に思われる。
なので今回はこれらのことを考察してみたい。
巨人はいつから科学されていたのか
少なくとも「巨人大戦」前にはあったのではないか。
なぜなら145代フリッツ王(初代レイス王)は、巨人科学の副産物である「アッカーマン」を連れて壁に引きこもった(とされている)から。
誰が巨人を科学していたのか
フリッツ王家が巨人科学を推し進めていた可能性は低い。
なぜなら始祖の巨人を持ち続けていれば、それだけで最強なのだから。レイス家が壁内でそうしていたように、先祖代々記憶の継承を行いながら大事な部分は他に明かさなければ良い。下手に科学して、始祖の巨人の致命的な弱点とかバレちゃったら困るだろうし。
というか実際、人間のままで知性巨人並に強いアッカーマンとかできちゃっているワケで(しかも始祖の巨人の能力で支配できないというオマケつき)。
万が一フリッツ王家が巨人科学を推し進めていたとしても、さすがにアッカーマンは出来た時点で亡き者にするでしょ。
そう考えると、巨人科学はフリッツ王家以外の誰かが始めた可能性が高い。
具体的にはエルディア内で極秘に行われていたか、あるいはエルディア以外の国が始めたのではないだろうか。
何のために巨人科学は始まったのか
巨人が支配する世界において、邪魔な存在のはずのアッカーマンが生きている理由を考えると「巨人科学はフリッツ王家を打破するためのものだった」のではないかと私には思える。
つまりエルディア内であれば下克上のため、エルディア以外の国であればエルディアを倒し覇権を握るために、巨人は科学されていたのではないだろうか。
しかしこの考察だと矛盾が生まれる。
「じゃあなんでアッカーマンがフリッツ王家の懐刀になっているの?」
という点だ。
これには2つの可能性があると私は考えている。
1つは刺客として送り込まれたアッカーマンを、逆にフリッツ王が取り込んだ可能性だ。ウーリとケニーのような展開である。
もう1つは、実はフリッツ王家が乗っ取られているという可能性だ。
どうやって?
タイバー家の売女(バイタ)戦略によって。
説明し出すと長くなりそうだし結構強めの妄想が入るので、こちらについては別記事で書いてみたいと思う。