【考察】タイバー家は「始祖奪還計画」を失敗させたかったのではないか
最新第97話「手から手へ」には、ライナーたちがウォール・ローゼの破壊に至る経緯が描かれていました。
「進撃の巨人」97話より
いやぁビックリですね(って私だけでしょうか?)
というのも「ウォール・ローゼの破壊は最初から計画されていた」と私は当たり前のように思っていたのですよ。
でも実際は行き詰った上での苦肉の策だったようです。
なぜ判断能力に乏しい子供たちに「始祖奪還計画」を任せたのか?
このウォール・ローゼ破壊計画からも分かるとおり、ライナーたちの「始祖奪還計画」には全体的に緻密さのカケラも見つかりません(壁に到達する前に司令塔のマルセルを失うなんて、まぁあり得ないでしょうし)。
もちろん壁の中のことをマーレがほとんど分かっていなかったと考えると、事前に大した計画を練るなんて無理だったのでしょう。確かに臨機応変にやっていかなきゃいけない事情は分かります。
しかし「行き当たりばったりで考えなければいけない」とあらかじめ分かっているんだったら、なんで判断能力に乏しい子供たちにワザワザ「始祖奪還計画」を任せたのでしょうね。
マガトが反対するのも無理ないですよ↓
「進撃の巨人」95話より
タイバー家は初めから「始祖奪還計画」を失敗させようとしていたのでは?
さてこのような前置きの上で、視点をタイバー家に向けてみます。
最新97話では、タイバー家がマーレの実質的な支配者であることも明らかになりました。
そして「不戦の契り」の情報がタイバー家からもたらされたことから考えると、タイバー家は壁内の情報に詳しい可能性があります(ロッド・レイスが持っていた「ヨロイブラウン」の瓶もココらへんと関わってきそうな気がしてるんですよね)。
「進撃の巨人」96話より
ということは?
マーレの支配者であるタイバー家は、壁の中のことを詳しく知っている可能性があるということです。
ということはということは?
何かと鋭いマガトのように、マーレ上層部の判断が「始祖奪還に子供は厳しいっしょ」となる方が自然なんじゃないでしょうか。
なのに上層部の意向により、ライナーたち子供にミッションが与えられた。
つまり……
「ライナーたち子供に始祖奪還計画を任せよう」というのは、実はタイバー家の意向だったと考えられませんか?
つまりつまり……
タイバー家は始祖奪還計画を初めから失敗させようとしたのではないか。
これが私の今回の考察でございます。
ではなぜタイバー家が始祖奪還計画を失敗させたかったのか?
んー妄想多めならなんとか書けそうな気もしますが、他に書きたい記事もあるのでこの件は一旦ここまでとさせていただきます。
最後までご覧くださいまして、誠にありがとうございました。