この世から巨人がいなくなるためのヒントはアニの硬質化
最新99話でアニの父親が初めて登場した。
「進撃の巨人」99話より
このアニ父の登場によって、長らく放置されていたアニが何らかの形(喰われて別の誰かに継承されている可能性も含め)で登場する気運が高まったと私は思っている。
沈黙を続けてきたアニの存在が今後の物語にどのような影響を与えるのか、考察してみたい。
硬質化したアニは歳をとるのか
言うまでもなくこの4年間で、エレンやライナーは歳をとった。
アルミンやミカサ、他のメンツも同様に歳をとっているだろう。
しかし。
もし、水晶体の中のアニだけそのままだったとしたらどうだろうか。
真っ先に思うだろうこと。それは
「あれ、硬質化したアニって実は歳とってないんちゃうん?」
つまりここで湧く疑惑は
「アニがこのまま硬質化していたとしたら、13年経ってもアニは死なないのではないか」
ということである。
つまりつまり。
「もし知性巨人の持ち主全員が硬質化したとしたら、知性巨人は赤子継承されることなく実質的にこの世から知性巨人はいなくなるんじゃないか」
ということである。
世界がユミルの民を恐れなくなる日
さて、この世から知性巨人がいなくなれば何が起きるのか。
「世界はもう巨人の脅威に怯えなくてすむ」のではないだろうか。
もちろん無垢の巨人の生成方法はすでに確立されているので、無垢の巨人を生み出すことは可能だろう。
しかしジークが見せた叫びのように、同時多発的に巨人を発生させることは不可能となる。
それに科学の進んだ今であれば、少数の無垢の巨人に怯える必要はそれほどない。
つまり世界はもうユミルの民を恐れる必要がなくなるのだ。
しかしだからといってエルディア人に向けてられている憎しみ感情が消えることにはならない。
ただこれに関しても解決方法はあると私は思っている。
(また改めて書く予定です)
最後に
まあもっとも今アニがどのような状態になっているか分からないし、さらにはあと1年経たないと本当に13年たっても死なないかの検証ができないので、かなり穴のある考察になっています。
しかしもし本当にアニの硬質化が物語のカギになっているのであれば、これは父との約束を何が何でも守ろうとした娘の意志が生み出した奇跡と言えるのではないでしょうか。
なかなか感動的な展開のように思います。
余談ですがアニと父の約束のシーン↓
「進撃の巨人」33話より
これ、もし仮にアニがパラディ側に寝返ったという設定でマーレに潜伏していたとしたら、アニと父との約束はまさしく現実のものとなりますね。
今後のアニの描かれ方をとても楽しみにしています。