【102話の考察】ジークは「未来のエレンの記憶」を見たのか?!
「進撃の巨人」で描かれている世界は残酷です。
どうすればこの残酷な世界が平和におさまるのか。
その筋書きは今のところ1つしかないと、私は思っています。
詳しくは過去記事で何度かふれたので省略しますが、ザックリ言えばこうです↓
- エレンが世界のすべての悪を一身に引き受ける(カール・フリッツ145世が過去にそうしたように)。
- エルディア人とマーレ人が中心になって、エレンを倒す。
- エレンは水晶体になり、外部からは触れられない形で眠る。
↑の展開になれば
- 事実上、世界から巨人(の脅威)を消すことが可能です。
- もう救う手立てがないとされていたマーレ人とエルディア人が救われます。
そして↑こそがヴィリーの言う「演出」だと私は思っています。
この筋書きを知っているのは、少なくともこの3人です↓
- ヴィリー
- エレン
- ジーク
もともと根拠の薄かった↑の仮説ですが、回を追うごとに可能性が高まっているのではないかと私は感じています。
ただ今回102話を読んで疑問が出てきました。
どんな疑問か?
そしてなぜそれが「ジークが、未来のエレンの記憶を見た」という発想になるのか。
具体的に書いていきたいと思います。
戦槌の巨人はエレンと通じていなかった
ヴィリーの演出が実現されるために、必要なことは何か。
それは「主要人物が台本どおりに動く」ことでしょう。
だから私は、戦槌の巨人ぐらいまでは台本を知っていてもおかしくないと思っていたのです。
しかし102話を読むと、どうも戦槌はエレンを本気で倒しにかかっているように感じます。
てか、エレンも戦槌の本体がどこにあるか知らなかったし(マガトでさえ知っていたっぽいのに)。
さらに言うと、やはりヴィリーはマガトに全てを打ち明けていないようです↓
「進撃の巨人」102話より
ジャンも知りませんね↓
「進撃の巨人」102話より
「さすがピークちゃんだ」のピークも↓
「進撃の巨人」95話より
これらの切れ者が台本を知らないままで、物語がヴィリーの演出どおりにいくとは到底思えません。
ということは、私の仮説は大きく間違っているのでしょうか。
「血のつながり」と「未来の記憶」という伏線
そこで思い至ったのが「未来の記憶」というやつです↓
「進撃の巨人」89話より
演出側の人間(ヴィリー、ジーク、エレン)の誰かが、誰かの未来の記憶を見たというのはどうでしょう。
誰が?
ヴィリーは多分無理ですよね。知性巨人の持ち主じゃないし。
ジーク?エレン?
どちらの可能性もありそうです。
私は今のところジークだと思っています。
(まだ根拠が薄いので今回は書きませんが、もし本当にこの線がありえるようなら改めてフカボリしたいところです)
「未来の記憶?!さすがに無理があるだろ」と反論されるかもしれません。
でもそうでしょうか。
私は案外アリな気になっています。
さっきのクルーガーの場面もそうですが、私は↓も何気に伏線なのではと。
「進撃の巨人」95話より
もちろんこれは過去の記憶の話です。
でも過去がいけるなら未来もいけそうじゃないですか。
つまりジークがこの先エレンに喰われた場合、ジークはエレンの未来の記憶を見れる可能性があるということです。
クルーガーがグリシャの未来の記憶を見たように。
そしてジークとエレンは血が繋がっている分、さらに可能性高まるんじゃない?という話です。
もしジークがエレンの未来の記憶を見たとしたら。
エレンが演出の途中で、間違って倒されてしまうみたいな心配はなくなりますよね。
あ、でもそうするとヴィリーやエレン、そしてジークですら筋書きの全てを知る必要はないのか。
まあ全ては、私の仮説が正しいことが前提のお話なので恐縮ですが。
面白くなってきました、103話も楽しみです。