【102話の考察】パラディ島の壁は戦槌の巨人方式で作られた
戦槌の巨人の本体は、地面にいました。
うなじではなく。
これは初めてのパターンです。
エレンは「戦槌の体が足元からできていった」ことをヒントに、本体が地面にいることを見抜きました↓
「進撃の巨人」102話より
地面からできていった?
これって壁もじゃね?
坑夫が見つけたものと戦槌が作ったもの
「地面の下」で最初に思い出したのが、坑夫の話です。
しかし単行本をざっと見返しても見つかりませんでした。
ないはずです。
単行本ではなく、アニメの方の話でした。
↓のサイト様が丁寧な文字起こしをしてくれています。
「進撃の巨人」アニメより
ポイントしてはココらへんでしょうか↓
壁の基礎はどこまでも深く地中に根を下ろしており、坑夫の行く手を阻んだ。
岩盤? と坑夫は思った。それは地中に根をおろした壁の基礎と同じ材質で出来ているようだった。坑夫は岩盤に力いっぱい円匙を振り下ろした。岩盤には傷ひとつつかず、円匙の方が壊れてしまった。
「俺たちはもしかしたら地上だけじゃなくて、地下までも壁に囲まれているのかもしれないな」と坑夫は言った。
似てませんか?
戦槌の巨人が作ったものと↓
「進撃の巨人」101話より
これ↑全部、ステージ中央の地面から生えているんですよね。
そして戦槌の巨人は、「硬質化で何でも器用に作っちまう」らしいです↓
「進撃の巨人」102話より
ということは大型巨人を壁で固めてしまうことも、きっと可能でしょう。
無垢と一斉巨人化と教会の地下
無知性巨人はいつからか「無垢の巨人」と言い換えられました。
実はこの「無垢」という言葉、すでに33話で登場しています↓
「進撃の巨人」33話より
↑はウォール教(壁教)の信者たちが、祈りを捧げているシーンですね。
「進撃の巨人」33話より
信者たちは「信仰心を捧げることで、3つの壁がより強固になる」と言われています。
そして3重の壁の形に並んでいます。
「無垢」と言われて、もう1つ思い当たるシーンがあります。
信仰の無垢とは別の形ですが↓
「進撃の巨人」92話より
どうでしょう。
これも「無垢」ではないですか。
薬物注射でもされたのでしょうか。
↑
これ、脊髄液ですね
存在をすっかり忘れていました。
SENさん、ご指摘くださいましてありがとうございます。
手段は分かりませんが、無垢な彼らがこの後どうなったかは分かります。
ジークの叫びによる「一斉巨人化」ですよね↓
「進撃の巨人」92話より
何が言いたいのか。
- ユミルの民が(一斉)巨人化するためには、無垢状態になる必要がある。
- ジークの叫びの能力と戦槌の能力があれば、壁を作ることができる。
つまりこうです↓
「進撃の巨人」壁の作り方
— 「進撃の巨人」の謎が分かった (@edonopoh) 2018年2月11日
①無垢状態のユミルの民を並べる
②獣の巨人(ジーク)方式で一斉に巨人化
③戦槌方式で地下から硬化 pic.twitter.com/cTpsbvoswM
ちなみに地下の大元は、教会の地下ではないかと私は思っています。
今のところ強い根拠はありません。
ただ例えばココら辺が、伏線としてはアリな気がしています↓
「進撃の巨人」70話より
壁と教会の地下空間が繋がっていれば、自然と壁のメンテナンスができそうですよね。
意思と奇行種
余談をいくつか。
さっきの「無垢」の話は、洗脳(マインドコントロール)と似ているように感じます。
ザックリ言うと、意思は洗脳の邪魔をします。
ダイナ・フリッツやイルゼの手帳の巨人、もっと言うと奇行種が存在する理由は、この辺りが関係しているのではないでしょうか↓
「進撃の巨人」96話より
「進撃の巨人」特別編「イルゼの手帳」より
さきほどのウォール教の儀式では、信者はこう言われていました↓
「3つの壁は、我々の信仰心を捧げることでより強固になる」
これは本当にそうなのではないでしょうか。
ウォール教の儀式が「いつでも必要なときに壁を作れる」ためのものだとしたら。
信仰心の強いユミルの民は、より強固な壁になりそうです。
そしてウォール教の存在感が増したのが、ライナーたちによる壁の破壊後という流れも納得がいきます。