【132話/考察】ハンジがエレンに希望を示したと言える理由
最新132話。
私が一番気になった箇所は↓でした。
「進撃の巨人」132話より
ここね。
読んだとき、私は思ったんです。
ハンジさんは自分でも気づいていないんじゃないかと。
実は示していたんだと。
エレンに、解決策や未来や希望を。
多分ハンジはエレンに希望や未来を示した。
— エドノポー@進撃の巨人の謎がわかった (@edonopoh) September 9, 2020
それは皆でマーレに行ったこと。
ハンジの言うとおり何かが変わった。
道が変わった。
ハンジは新たな道をエレンに示した。
それがハンジのけじめではない使命。
エルヴィンの言うとおり、ハンジは役目を果たした#進撃の巨人 #132話 #33巻 #ネタバレ #考察 pic.twitter.com/yXMcdrdohh
で。
そこら辺を中心に読み返したら、つながったんです。
ここと↓
アルミンとエレンとの出会い。
— エドノポー@進撃の巨人の謎がわかった (@edonopoh) September 4, 2020
このときのアルミンの視線はグリシャパターンではないかな。
そして別マガ表紙のこのアルミンの視線。#進撃の巨人 #ネタバレ #考察 #132話 pic.twitter.com/DI9ZPgB4DG
ということで書いていきます。
なぜハンジがエレンに未来を示したと言えるのか。
そして、↑のエレンとアルミンの出会いのシーンにどうつながるのか。
あと、これらに関係することもいくつか。
確定要素がまだ少ないので、思いっきりアホな勘違い記事になるかもしれません。
でも当たっていれば、いやぁ面白いと思うな。
少なくとも今のところは結構自信アリの考察ですし。
まあ何はともあれ書いてみます。
【目次】
アルミンの言葉が違ったら、注射はエルヴィンに打たれていた
早速で恐縮ですが、最新132話からちょっとさかのぼりますね。
リヴァイがエルヴィンでなくアルミンに注射を打った場面です。
そしてエルヴィンが死んだ場面です。
まずエルヴィンの↓がなければ、リヴァイはアルミンではなくエルヴィンに注射を打っていました。
「進撃の巨人」84話より
なんせリヴァイがエルヴィンに注射を打つホント間際でしたからね。
つまり、あとちょっとでも注射を打とうとするタイミングが早ければ、アルミン
ではなくエルヴィンが生き返っていたわけです。
このちょっとの時間は誰によって生まれたか。
エレンです。
エレンが最後、リヴァイの足をつかんで海の話をしたからです。
このときエレン以外はみんな諦めていたんです。
ミカサでさえも諦めていた。
それは、後のフロックのセリフによって強調されています↓
「進撃の巨人」90話より
海の話のとき、エレンはリヴァイに言いました。
「自分は何かを憎むことしか頭になかった。でもアルミンは違う」と。
もはや、アルミンがいなければいけない理由からも離れてしまっています。
でもそれだけに、エレンの思いが伝わる言葉でもある。
「進撃の巨人」84話より
なぜエレンの口からこの言葉が出たのか。
それはエレンが、幼いころの記憶を思い出したからです。
アルミンとの出会いの記憶です↓
アルミンとエレンの出会いの場面は重要。
— エドノポー@進撃の巨人の謎がわかった (@edonopoh) September 4, 2020
「生まれたときから他人から自由を奪われるくらいなら、そいつから自由を奪う」エレンから見れば、アルミンは他人から自由を奪われている存在。
なのにアルミンは「負けていない。逃げていない」と言う。
そしてエレンもそれを戯言と捉えていない。 pic.twitter.com/2nFv0X3vSU
少年エレンの自由。
それは「生まれたときから他人から自由を奪われるくらいなら、そいつから自由を奪う」です。
であればエレンにとって、このときのアルミンは不自由な存在にしか見えないはず。
なのにエレンは、アルミンの言葉に惹かれるものを感じた。
このときエレンはアルミンに、自分の求める自由の可能性を見たのではないかと思うのです。
もちろんこのような記憶を思い出さなかったとしても、エレンはアルミンを諦めなかったでしょう。
しかしそれで最後の一押しが生まれたか。
海の話がエレンの口から出たか。
私はこの記憶こそが、最後のほんのちょっとの時間を生んだのだと思います。
で。
ここで最初に挙げたツイート↓とつながります。
アルミンとエレンとの出会い。
— エドノポー@進撃の巨人の謎がわかった (@edonopoh) September 4, 2020
このときのアルミンの視線はグリシャパターンではないかな。
そして別マガ表紙のこのアルミンの視線。#進撃の巨人 #ネタバレ #考察 #132話 pic.twitter.com/DI9ZPgB4DG
このエレンとアルミンの出会いの記憶。
アルミンの視線に注目してください。
エレンの方ではなく、何か別のものを見て話しているように見えませんか。
どこかで見たこのシーン。
そうです。
これはグリシャパターンだと私は思うのです。
座標でエレンはジークに言いました。
「ジークとの記憶の旅のおかげで今の道ができた」と。
アルミンにも同じことが起きたのではないでしょうか。
少年アルミンのリアクションが変化したのではないかということです。
つまりこのグリシャパターンにより、エルヴィンが選ばれるという道がアルミンが選ばれるという道に変わったのではないかと私は思うのです。
ハンジが団長にならなければいけなかった理由
108話。
エルヴィンから調査兵団団長を引き継いだハンジは、皆でマーレに行くことを提案しました。
「わからないものがあれば理解しにいけばいい。それが調査兵団だろ?」と。
「進撃の巨人」108話より
この提案、実にハンジらしいですよね。
なぜならハンジは、「わからないものはわからないと蓋をしない」人だからです。
まさにジャンのこのセリフどおりです↓
「進撃の巨人」83話より
もし注射が、アルミンではなくエルヴィンに打たれていたら。
もちろんエルヴィンがそのまま調査兵団団長ですよね。
エルヴィンの夢は「答え合わせ」でした。
「壁外には人がいるのだ」という。
グリシャの地下室に行き自分の夢を叶えた後、エルヴィンはどうなるでしょう。
いや、もちろん想像に過ぎませんよ。
ですが「壁外に人がいる」というところから、「壁外の人たちを理解しにいこう。分かり合おう」というところまで興味をのばすことができたでしょうか。
その点ハンジは、巨人さえも敵ではない形で理解し続けようとした人間です。
壁外人類を、敵としてではない形で理解しようと努力すること。
少なくともこの一点については、ハンジ以上の適任者はいません。
なのでこの「理解するために皆でマーレに行く」というのは、ハンジ団長だからこそできたことなのではないかと私は思うのです。
そして、このマーレへの旅はとても重要でした。
なぜならこの旅によって、エレンが海の外の人たちと触れ合ったからです。
海の向こう側にあるものすべてが敵に見えていたエレンが、壁の中も海の外も同じだという境地に達したからです↓
「進撃の巨人」100話より
エレンがこの境地に達することで何が変わるのか。
それは、少年ラムジーという存在によって描かれるのだと私は勘ぐっています。
131話で踏み潰されるラムジーたちが、変化のbefore。
そして今後、afterが描かれることになるのだと。
つまり131話の地鳴らしは、「今の道(記憶)」ではないと私は思っているのです。
ちなみに131話がなぜbeforeと考えられるのかについては、↓にまとめています。
よかったら読んでみてください。
団長がアルミンでないといけない理由
最新132話。
調査兵団団長は、ハンジからアルミンに引き継がれました。
さて。
また注射の件です。
あのとき注射が、アルミンではなくエルヴィンに打たれていたらどうなっていたでしょう。
アルミンは死んでいたでしょう。
なので当たり前の話ですが、調査兵団団長アルミンは生まれないことになります。
でも。
このタイミングこそ、アルミンがいなければいけません。
理由はハンジの言うとおりです。
「理解することをあきらめない姿勢」
理解する相手がエレンということであれば、アルミン以外の適任者はいません。
理解することをあきらめない姿勢。
— エドノポー@進撃の巨人の謎がわかった (@edonopoh) September 9, 2020
ハンジは役目を果たし、道はここにつながる。
エレンに対してならなおさら、アルミン以上の適任はいない。
エルヴィンでもハンジでも務まらない。#進撃の巨人 #132話 #33巻 #ネタバレ #考察 pic.twitter.com/WdxtcwnDQr
つまり、私はこう思うわけです。
「注射がアルミンに打たれたのも、ハンジの提案によってエレンが海の外も壁の中も同じという境地に達したのも、恐らく今後アルミンが今のエレンを理解するのも、すべては少年アルミンのグリシャパターンによって生まれたのではないか」と。
アルミンの視線の先
さてさて。
そのグリシャパターンの件です。
このとき少年アルミンに何かが見えていたのだとすると、いったい何が見えていたのでしょうか。
うーん、ここは私の想像のまた想像なのですが、アルミンの視線の先ってまさにこれなんじゃないかなと↓
これは132話(&131話)の別冊少年マガジンの表紙ですが、少年アルミンだけが大人の方を見ていますよね。
つまりグリシャパターンのときの少年アルミンの視線の先には、大人のエレンたちがいたんじゃないかと。
ただ今回の私の考察でいくと、変化前の道(記憶)ではアルミンに注射は打たれず、すでに死んでいることになります。
だから、少年アルミンの視線の先にはエレンとミカサがいたという流れはどうかなと思っています。
そう考えると、大人エレン&ミカサが右振り返りなのに対し、大人アルミンだけが左振り返りにも意味があるんちゃうんと。
まあここは、単純に構成上の問題かもしれませんが。
少年アルミンになぜ見えたのか
「過去の進撃継承者でもないのに、なんで少年アルミンに見えるねん!」
という反論があるかもしれません。
そうなんですよね。なぜ見えるんでしょうね。ここもはっきりとしたことは分かりません。
でも、これってどうにかできそうな気もしませんか。
例えば、進撃+始祖の力とか。
進撃は、未来の記憶を過去の継承者に送ることができる。
+
始祖は、ユミルの民に記憶や意思を送ることができる。
||
進撃と始祖の力が合わされば、過去の進撃継承者に限らず未来の記憶を送ることができる。
みたいな。
あともしかすると、始祖ユミルがラムジー踏み潰しを見ているシーンも、この前フリの意味も含まれているのかもしれないし(そもそも、ラムジーがユミルの民かどうかも分かりませんが)。
まあ最後にきて恐縮ですが、ここはホント適当です。
申し訳ございません。
ということで、今回の記事はここまでとなります。
どうなんだろ。
書く前はわりと自信があったのですが、書いてみると穴もたくさんありそうな気がしてきました。
まあ何はともあれ、最後までご覧くださいまして誠にありがとうございました。