「進撃の巨人」の謎が分かった

【a.k.a. 進撃の巨人 ネタバレ考察マガジン】 考察が正しければ、ネタバレになってしまいます。ご注意ください。

【考察】最終コマの子供はヒストリアの子ではない普通の赤ちゃん【お前は自由だ】

 

 

進撃の巨人の最終コマと言われている描写があります。

以前、情熱大陸で放送された「お前は自由だ」です↓

 

 

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MBS「情熱大陸」より

 

 

 「この子供はエレンとヒストリアの子ではないか」

私は以前からそう考察してきました。

そしてそれは今でも変わっていません

(なので、タイトルはインパクト重視でつけてます)

 

ただ私の中で、もう1つの可能性が出てきたのです。

それがこの赤ん坊↓

134話の地鳴らし場面に出てきた赤ちゃんです

 

 

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「進撃の巨人」134話より

 

 

 

どういうことか、説明していきたいと思います。

 

 

【目次】

 

 

エレンは必ず運命を乗り越える

 

 

 

 

進撃の巨人の大テーマの1つに「運命を乗り越える」があります。

実際、自由の体現者である104期ユミルは「運命なんてねぇんだと立証してやる」と言っています↓

 

 

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「進撃の巨人」40話より

 

 

では主人公エレンにとっての運命とは何でしょう。

未来の記憶です。

だから

「自由を求め続けるエレンが、未来の記憶を乗り越えるという展開が来ないわけがない」

私はそう確信しているのです。

 

では、エレンが運命を乗り越えたことはどう表されるのでしょうか。

 

 

運命を乗り越えたことをどう表現するのか

 

 

エレンが運命を乗り越えたことはどう表されるのか。

まぁ私ごときが具体的な描写を予想したところで、大きく外すのがオチでしょう。

ですが、なくてはならないものくらいは考察できます。

 

エレンが運命を乗り越えたことを表すのになくてはならないもの、それは「運命」そのものです。

乗り越えるべき運命=未来の記憶は必ず描かれる。

そう私は考えています。

そして、その未来の記憶こそが131話と134話。

ラムジーと赤ん坊ではないかと考察しているわけです。

つまり、131話と134話の地鳴らしは実際のもの(今の道)ではないということです。

なぜそう言えるのかについては、別記事にまとめてあるのでご参照ください。

 

 

131話の地鳴らしが実際のもの(今の道)ではないという考察記事↓

 

www.riarebi.net

 

134話の地鳴らしが実際のもの(今の道)ではないという考察記事↓

 

www.riarebi.net

 

 

もしラムジーが生きていれば、もし赤ちゃんが生きていれば、それは「未来は変わらない」とくじけかけたエレンが運命を乗り越えた紛れもない証拠となるでしょう。

 

 

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「進撃の巨人」131話より

 

 

赤ちゃんが生きていることをどう表す?

 

 

ラムジーが生きていることを表すのは、そこまでは難しくないのではと私は思っています(いや、十分難しいですよ。あくまで比較の問題です)。

彼は複数回登場しています。

すでに名前やストーリーを持っている。

 

問題は赤ちゃんの方です。

お母さんも赤ちゃんも、恐らくは134話の地鳴らし場面にしか登場していない。

名前もストーリーもない、薄いキャラクターです(ユミルの民ではあると推測しますが)。

でも、だからこそ良いのではと私は考えています。

抽象化されればされるほど、一般化されるからです。

つまりどこにでもいる赤ちゃんに投げかける「お前は自由だ」は、(ユミルの民の)赤ちゃん全てに投げかける言葉になるということです。

これこそサシャ父が言った

「せめて子供達はこの森から出してやらんといかん」

「過去の罪や憎しみを背負うのは我々大人の責任や」

です。

 

 

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「進撃の巨人」111話より

 

 

私は今のところ、エレンは地鳴らしを喰い止められた際に死んだとされる(でも実際は死んでいない)展開を予想しているのですが、そのことと合わせてこんな結末を妄想しました↓

 

 

 

 

もし↑のツイートの方向性が間違っていないのであれば、ラムジーは主にエレンが未来の記憶を乗り越える前=運命に惑わされ苦悩する姿を描くために必要なキャラクターであり、赤ちゃんはエレンが運命を乗り越えた後の姿を描くために必要なキャラクターだったとも言えるのでは。

そう妄想する次第です。